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九州道の駅探検記

第37回
長崎県道の駅探検記(深江)No33

 先日、長崎県南島原市の「道の駅みずなし本陣ふかえ」を訪問してきました。(写真1)この道の駅は、平成3年に発生した雲仙普賢岳噴火で特に大きな被害を被った場所にあります。

 被災地復興に向けた「がまだす計画」(がまだすとは地元の方言で頑張るの意)で筆頭に挙げられたのが道の駅でした。総事業費約30億円。県、合併前の旧深江町(現在は南島原市)と地元事業所、有志が出資した株式会社「みずなし本陣」が運営しています。
南島原市資料より

 当日は雪がちらほら降る寒い日でさすがにお客さんも少なめです。

 施設には、普賢岳噴火災害を体感できるシミュレーション機器を備えた体験館・被災家屋を現状保存する「土石流被災家屋保存公園」・レストラン・お土産物の売店・特産品販売所・そば打ち体験等の施設があります。

 圧巻なのは、保存されている土石流被害の被災家屋です。写真(写真2)火砕流と土石流のすごさを体感できます。今回の訪問は2度目ですが何度見てもすさまじいというのが実感です。

 オープンしたばかりでまだまだ未知数ですが、お客様が香春町(かわらまち)に来たら道の駅へ!となってくれるように頑張ってほしいと思います。
岡田さん頑張って!

 ここは島原観光のコースに入っており、観光バスでのお客様が多く、お土産店やレストランは観光客で賑わっています。私が昼食をとった際にも広島からの観光客が団体で来ておりました。そういった施設特性なのか、箱菓子などの観光土産のスペースが多く、観光型の道の駅となっています。

 私個人の道の駅みずなし本陣のお勧めは、何といっても「具雑煮」です。(写真3)「具雑煮」とは島原半島一帯で食べられている郷土料理で、日常食ではありませんが正月をはじめ、お祝いなどで食べられています。島原の乱の原城籠城軍が、農民達にもちを兵糧として貯えさせいろいろな材料を集めて雑煮を炊いたのが起源とされています。

 この雑煮は、今は亡き私の母が作ってくれていた雑煮にとても似ており感慨深く頂きました。

(写真1)
(写真1)

(写真2)
(写真2)

(写真3)
(写真3)


住所:長崎県南島原市深江町丁6077 電話:0957-72-7222
物販施設:08:30〜17:00
レストラン:09:00〜17:00
情報端末:08:00〜17:00

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