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九州道の駅探検記

第47回
九州道の駅探検記(番外 口蹄疫と道の駅編)No42

先日、雨の中大分県東南部を通って、宮崎県に行ってきました。皆さんもご存じのように口蹄疫の問題でいたるところ交通規制と消毒ポイントが設けられ、厳戒態勢が肌で感じられます。まず大分県と宮崎県の県境にある道の駅宇目(大分県)の田村店長のお話では、「今まで宮崎県からや、宮崎県に向かう物流トラックが多く立ち寄っていたのに、口蹄疫発生後は激減、経営的にも危機的状況で、あまりにも強烈な外的要因のため、打つ手が無い」とのことで頭を抱えておられました。実際 道の駅の駐車場に消毒ポイントが設けられ、自い防護服姿の人がいっぱい居て遊びに来る雰囲気ではありません。

 次に向かったのが道の駅日向(宮崎県)。ここにたどり着くまでに何か所も消毒ポイントに引っ掛かります。私は乗用車なので消毒マットの上を通過するだけで済みますが、物流(特に畜産関係)トラックは全面消毒となります。

 道の駅日向は九州東側の幹線道路国道10号線沿いにある人気の駅で週末、平日にかかわらず多くのお客さんが来ている駅ですが、この日は閑散としています。江藤館長がいらっしゃらなかったのでスタッフの方に聞いてみると、「口蹄疫が発生してからお客様が激減しており、今日のお客さんの少なさも雨だけの原因ではありません。繁忙期の夏休みまでには収束して欲しい」とおっしゃっていました。

 宮崎県内は移動制限・搬出制限等の規制が多く出ているためその後南下を断念し、帰途につきました。正直、テレビで見た情報と現場の緊迫感は全く別物です。自分自身、物見遊山的な考えで宮崎に来たのではないかと自問自答して反省してしまいました。

 1日でも早く口蹄疫が収束するのを一宮崎ファンとして祈願したいと思い少ない額ながら義援金を寄付してきました。皆さんも宮崎県を応援お願いします。


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