道の駅「自然体感しむかっぷ」は100台余りの駐車スペースと、清潔なトイレがありドライブ途中に立ち寄るにはとても便利です。館内には2つあるお土産店では占冠村とその近郊市町村の特産品が購入できます。4つの飲食店では、おそば、定食、洋食とお持ち帰りのおにぎりなどが楽しめます。また、館外には移動販売車のたこやき屋があり本場大阪の味が好評です。

道の駅のアイドル(?)、エゾサンショウウオです。春に村内の森から卵をいただき、館内で孵化させ、現在14匹が元気に成長しています。昨年生まれた7匹と今年生まれた7匹が毎日少しづつ大きくなる姿を、みんな目を細めて見守っているそうです。きれいな水辺にしか生息できないエゾサンショウウオを通して、豊かな自然の大切さを教えられます。

この秋に誕生した占冠村の新たな見どころ。世界で活躍するトップアーティスト・大岩オスカール氏(ニューヨーク在住)のデザインした巨大壁面作品。古い倉庫の壁面24m×3.3mの中には、占冠の森を象徴するエゾシカ、ヒグマ、キタキツネが描かれています。日本で彼の作品がこんなに自由に観覧できる場所はそうそうありません。道の駅駐車場横に常設展示されています。

道の駅内にあるアンテナショップ。村内で生産、加工されたものを販売しています。夏は新鮮な地場野菜が大人気。本州からのツアー客が箱で買って自宅に宅配、というの多いそうです。また、地元在住の自然写真家が撮った「占冠の野生動物」をテーマにしたポストカードは旅の思い出お土産として人気だそうです。

木工クラフト「しもかぷ工房」がある占冠地域交流館。もともとは占冠小学校でした。廃校となった今は、地域住民が集う場所として活躍しています。2階には郷土資料館もあり、昭和ノスタルジーを感じる空間が広がっていました。

占冠村は一級河川・鵡川の源流域。山麓から湧き出た水が細く流れだし、さらに集まって雄大な川になっていきます。夏は釣り人で多くの釣り人が訪れ、ヤマメやニジマスを狙います。その周囲では同じく魚を狙うアオサギも・・・。虫を食べる魚、魚を食べる鳥や哺乳類、鵡川は生態系を支える貴重な財産です。ラフティングも盛んで、北海道では一番の激流ポイントとして有名です。