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未知倶楽部コラム

『津軽と東濃の道の駅連合が初会合』

2008年01月21日


未知倶楽部として全国に道の駅に対して連合・連携化を 積極的に呼び掛けていることはご承知頂いていると 思います。

未知倶楽部コラム『点と線』↓
 http://www.michi-club.jp/column/column-template.php?columnid=77

去る、1月17日青森県浅虫温泉椿館にて第4回目の 『津軽半島道の駅の会』が開催されました。その席に 特別ゲストとして『岐阜県東濃道の駅連合会』の代表 が招かれ、連合化によるメリット、産品交流の実例報告 が行なわれました。

概要につきましては事務局である浅虫温泉道の駅ゆ〜さ浅虫 のブログ(浅ブロ)にて掲載されておりますので是非ご覧下さい。

浅ブロ↓
 http://www.yu-sa.jp/blog/archives/133

東濃、津軽の道の駅連合に共通している特長について以下簡単に述べます。

@あくまでも地域主体主義であること。つまり道の駅が主役であること。行政からの圧力、指導の元で行なっているのではないこと。

A道の駅単独主義ではなく地域ブロックにより連合化を図ることにより強い道の駅と弱い道の駅が相互扶助、共栄の道を探っていること。

B同連合会のサポート部隊として県庁のみならず地域事業に共鳴している複数の民間企業が加わっていること。

疲弊した地域経済の実態を鑑みると、これからの道の駅は好むと好まざるとに関わらず自活の道を探らねばなりません。現在、経営的に上手く行っている道の駅も無関係な話ではありません。高速道路の延伸、近傍に大手スーパーが進出する事態に直面すると経営の脆弱性が浮き彫りにされる例は数多(あまた)聞いております。

道の駅自身が常に外部的要因に起因した脅威に晒されているということに気づかねばいけないです。また、地域を代表する施設として経営を安定化することにより地域経済の将来に対して責務を果たさねばならないと思います。

私は道の駅及び周辺地域があらゆる脅威に対して活路を見出すことが出来る唯一の手法は『連合連携化』であると確信しております。

今回岐阜県東濃地区と青森県津軽半島地区が手を結びました。このような動きがこれからも増えて行くことを期待しております。

また、未知倶楽部としては民間企業の中で短期利益追求主義ではなく 長期的に地域事業へ共同で携わって下さる企業を求めております。

‘この製品を道の駅に売りたい’とか‘道の駅で売っているこの商品を扱いたい’というレベルの話で未知倶楽部にアプローチしてくる会社は非常に多いです。

しかし、未知倶楽部が求めているのはその程度の目線ではなく、‘地域はこの国家経済の中でどのように位置付けられているのか’、‘どのような仕組みを提供したら地域経済活性化が可能であるか’という高い目線で携わって下さる企業及び社会企業家です。

2008年は経済面において都会と地方の企業及び地域社会も正念場を迎えることとなると思います。

正念場であるからこそ、『理念』そして『人との絆(きずな)』が本当の価値を持つと信じております。

執筆者

未知倶楽部室 室長 賦勺尚樹

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