HOME > 未知倶楽部コラム > 人と人が交わる所「道の駅」

未知倶楽部コラム

人と人が交わる所「道の駅」

2006年6月19日

ドライバ−に安らぎと憩いの場を提供している「道の駅」。最近では、道路や観光などの情報を発信するだけではなく、地域活性化の拠点としての役割も果たしています。
今回、駅長コラムの場をお借りして、「道の駅」ってなんだろう?「道の駅」が、どう進化しようとしているのか?また、なにができるのか、ちょっとだけ考えてみようと思います。

四国最西端、日本一細長い佐田岬半島の中央部に位置し,南に宇和海・北に瀬戸内海の両方を見渡すことができるロケ−ションが当施設の最大の強みです。
しかし、四国と言えば台風の通り道です。平成16年は台風のあたり年で施設も過去最大の被害を受けました。瞬間70M前後の風の吹くなか施設の管理はすさまじいものがあります。シンボルの風車の羽が折れ,屋根瓦は国道まで飛び、温室ハウスは半壊するということになりました。修理した屋根瓦が次の台風でまた飛ぶという始末で三ヶ月に渡り工事現場のようでした。
この時期からだと思いますが、愛媛県とくに南予地域の地場産業も低迷を続けています。

さて、「道の駅」の役割は、目的は、地域の活性化は、それぞれの地域で違うと思います。これから、私の考え・夢・地域に対する期待など、何回に分けて書きますので、興味のある方はトークバトルをしませんか。

仕組みと組織・・

当施設には、小さいですが地元農産物直売所の運営をしています。前はすぐ海なのですが、海産物はなぜか少ないです。地域は愛媛みかんで有名な産地で段々畑にはみかん畑ばかりです。昭和30年代は「耕して天に至る」で、険しい山麓の段々畑にさつまいも・麦を生産していました。しかし現在では過疎で高齢化が進み廃園も多く見受けられます。地域が10年もつだろうか心配です。

地元農家の高齢者はいつまでも体の動く間は、自分のペースで畑仕事したいはずです。すこしぐらいの野菜を生産してもお金にならないから、出荷するほど生産しないから、廃園が広がる理由はいろいろだと思う。

もし、地域にそれに答えられる組織があれば・・・・・

道の駅の直売所が集荷・販売・精算のお手伝いをすれば出来ます。今、道の駅の成功事例は、地元特産品、農産物を道の駅に集める仕組みを地域がつくりあげた所です。私も、給食センター、診療所などに野菜の出荷をしています。道の駅を中心とした組織づくりこそが地域活性化と地域福祉の大きな力となることは間違いありません。地域組織ができれば、都市部と佐田岬半島(瀬戸農業公園)でほかにない交流ができると思います。

直売所で17年度、450万円以上の売り上げる方がでました。農家が直売所だけで生活ができるようになりそうです。ひとりでも多くの方がでるように協力したいと考えます。
行政・道の駅・地元の協力をひとつひとつ組み立てたいと思います。

話がまとまりません。
みなさんのご指導よろしくお願いします。

執筆者

道の駅 瀬戸農業公園 成本 利久

リンク

ページTOP