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未知倶楽部コラム

東濃道の駅連合会 総会にて

2006年6月1日

岐阜県は、「美濃」と「飛騨」の国である。そして、美濃の中でも、「西濃」と「東濃」がある。西濃地方は濃尾平野に位置し、人口も産業も集中しており、経済的に「西高東低」の冬型である。

そして、そして、東濃に於いても、多治見市、土岐市、瑞浪市の東濃西部はJR中央線を介して名古屋、中京圏の通勤圏内で、恵那市、中津川市の東濃東部と比較すると同じように「西高東低」の冬型である。

MCの西金之助さん、早川敦子さん、私のスリーショットです。 そんな中、東濃地域には道の駅が10駅あり、そこで連合体を組織し、(1)道の駅のブランド価値を向上させる (2)道の駅を核とした地域活性化を推進する (3)利用者とのコミュケーションを強化する (4)連携により産品の販路拡大を図る (5)諸問題の解決、改善、向上を図る 事を目的に活動しており、その総会を5月29日開催し、平成17年度の事業報告、平成18年度の事業予定など話し合いました。

私共施設に於いては、東濃東部に位置する為、「東低」に当たり、西部地域から如何にお客様に来て頂くが課題です。

昨年度は、「愛・地球博」「花フェスタ2005・ぎふ」「土岐プレミアムアウトレット」のオープン等、近隣の大型イベントの影響で、9月上旬まで大変厳しい状況でしたが、東濃西部では逆に人が流れ、過去最高の入り込み客を記録した道の駅もありました。また、各種イベント参加に於いても、東濃道の駅連合会の利点をフルに生かし、本来単独道の駅では参加出来ないイベントへも連合体を組むことにより参加出来、産品の売上、PR活動に貢献出来ました。

総会会議終了後、フリートークで各道の駅から話がありました。
その中で、特に気になった事が5月29日より施行された「残留農薬のポジティブリスト」です。
(ポジティブリスト制とは・・・JA全農さんのホームページにジャンプします)
http://www.agri.zennoh.or.jp/hiyaku/positivelist/default.asp

6ヶ月前に告示された訳なのですが、生産者、消費者に情報が正確に伝わっていないように思え、先般社会問題になった「PSE 電気用品安全法」に似たように、ただ単に「不安」に感じるだけのように思えて仕方ありません。

道の駅の人気の一つである「農産物・農産加工品販売」に多大なる影響があります。私共の道の駅でも「農産物直売」を行っており、野菜を出す農家は大規模に農業しているところは無く、殆どが兼業農家で、家で作っている野菜で余った物を「お裾分けする」程度の販売であり、お客様も、農家で実際に食べている野菜だから安心して購入する...「作っている人が食べる野菜・お裾分け野菜」が売りです。

この「ポジティブリスト」を完璧に遵守し販売すれば、お客様からの信頼も得られ「道の駅」の最大の売りなりますが、その反面リスクも大きくなります。生産者に於いては、高齢者などは今まで通りの生産を新たに変えようとすると、かなりの抵抗を感じるようで「そんなんだったら、止めた!」と言い出す、農家も出て来そうです。

今後、更なる研究が急務な課題だと実感しました。

ちょっとブレーク...プライベートな話。

日頃、仕事の都合で子供達と触れ合う機会が少ない私ですが、先日次男、小学3年生の「親子行事」があり、仕事を早く切り上げ参加しました。
時間にして、1時間半程度の短い時間でしたが、「ドッヂボール」「しっぽ取りゲーム」で遊び、楽しい時間を過ごしました。

執筆者

道の駅 きりら坂下 支配人 三尾 弘成

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