観劇に感激!
2006年5月29日
5月22日(月)、私は地元「料飲組合」の親睦日帰り旅行に参加しました。参加というより、私は現在この組合の副会長で旅行委員長でもあるので、幹事、主催者です。
毎年、この時期に旅行を企画していますが、今年は丁度、地元中津川市坂下出身の「市川笑三郎」さんが出演している「21世紀歌舞伎組 霊之丞変化2006」中日劇場公演が行われていたので、その観劇に決め、行って参りました。
岐阜県東濃地域は、全国でも地歌舞伎が盛んで、それに接する機会が多いと思いますが、お恥ずかしながら私は、この歳になるまで歌舞伎の観劇をしたことが無く、個人的にはあまり興味を持たずに参加しました。中日劇場へは劇団四季のミュージカル公演で何度か来たことがありましたが、数年ぶりの観劇です。
「あまり興味も無いし、疲れているから寝とこ...」と思い、座席に着きました。
席に着きしばらくすると、幕が開きました。すると...バイクがステージ中央に...「これ、歌舞伎?」...現代風の若者達が登場...自殺願望の若者に対して「2ちゃんねる」で書き込みをしてる情景を演じ始め...「これ歌舞伎じゃなく、現代劇だろう」と思っていると...自殺願望の若者がバイクで海に飛び込み...その若者を救出し、緊急手術し...その若者の臨死体験が、前世の江戸時代にさかのぼる...ここからドラマが始まる。
なんて、見ている内にどんどん劇に引き込まれ、眠気も何処かに吹っ飛んでしまい興味津々で観てしまいました。また、とにかく役者が綺麗でした...楽しく観劇させて頂きました。
「ヒデキ...感激!!」(40代の方には解るだろう、西城秀樹の決めセリフです。)
そうそう。市川笑三郎さんについて話をしましょう。地元では超有名人の彼は、幼少の頃より、歌舞伎を習い、地歌舞伎の舞台で活躍、中学卒業後市川猿之助の内弟子として入門。現在、芸歴20年です。
NHK・FMラジオでも活躍中です。
「邦楽ジョッキー」http://www.nhk.or.jp/jockey/
終演後、笑三郎さんの実家の取り計らいで「楽屋」にもお邪魔させて頂きました。
観劇後、名古屋名物「ひつまぶし」を食べに行きました。「ひつまぶし」をご存じでしょうか?
鰻丼ですが、鰻の身を細かく切って「まぶし」てある丼です。お店は、「あつた蓬莱軒神宮南門店」、創業130年の老舗。「ひつまぶし」はこのお店の登録商標だそうです。
ところで、肝心の味の方は...
愛知県三河産の鰻を備長炭でじっくりと焼き上げたらしく、とにかく香ばしく、うまみが凝縮されておりとても美味しかったです。食べる最後の〆に「お茶漬け」にしてサラサラと食べるのが流儀らしく、1度ならずと2度の美味しさを堪能できました。
執筆者
道の駅 きりら坂下 支配人 三尾 弘成