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未知倶楽部コラム

JRさわやかウォークの日

2006年5月24日

道の駅の利用者は、当たり前であるが自動車を利用されるお客様が多い。ところが、私共「道の駅きりら坂下」は、JR中央線「坂下駅」にも近いので、電車を利用されるお客様も結構多く、私共の道の駅を基点にウォーキングを楽しまれています。

5月20日(土)に毎年恒例の「JRさわやかウォーク」が開催されました。前日までの悪天候が一夜明け、当日の朝は汗ばむくらいの夏模様でした。しかしながら、昼過ぎにはまたまた雨...そして、夕方からは晴れ...気ままな天候でした。

長野県大桑村からお招きしたアルプホルンの演奏JR坂下駅を起点に開催されるウォークでは、今回で10回目の節目に当たり、地元のボランティア団体「坂下ウォーキングの会」の招きにより、長野県大桑村のアルプスホルンの演奏を道の駅駐車場で開催し、ウォーキングに訪れた方をもてなしました。

中津川市坂下は、今新緑がとても綺麗です。

私は、毎朝、山道通勤なので、天気の良い日などは車の窓全開で通勤しています。とても気持ち良いですよ。この日も、雨上がりでとても綺麗な中、皆さん、ウォーキングを楽しまれていました。

見頃を迎えたヒトツバタゴの花 [一枚の写真]
道の駅きりら坂下近くの民家の前のヒトツバタゴ、別名「なんんじゃもんじゃ」モクセイ科の落葉高木です。日本では、愛知、岐阜、対馬にだけ自生する珍木のひとつです。特に、岐阜県東濃地方に多く自生しており、いつもの年はもう少し早く咲きますが、今年は開花が1週間程度遅く、ウォーキングの皆様にもお楽しみいただくことができました。

[お客様から苦情の電話]
お客様:「今日、そちらの道の駅を利用した者だが、トイレ掃除は誰がやっているんだ。 トイレットペーパーは無いし、ゴミ箱も一杯でなっていない。市長に苦情を入れるぞ!!」 との電話でした。

本来は気持ち良く利用して頂きたのでとても申し訳ない気持ちでしたが、最後の言葉「市長に苦情を入れるぞ!!」との一言には悲しく思いました。

私共では、毎朝きちんと掃除をしてお客様を迎えでおります。この日は「JRさわやかウォーク」があり、いつもの土曜日より多少お客様が多くみえ、ゴミの量も増えてしまったようです。

このような電話を頂戴し、私共の気付かない点をご指摘頂くことは大変有り難い事ではありますが、もう一歩私共の事を想っていだけるので有れば、その場で直接、「今トイレへ行ったけれど、トイレットペーパーが無かったから補充して下さい。」「トイレが汚れていますよ」「ゴミ箱が一杯になっていますよ」と声を掛けて頂けば即対応致します。

私共、施設を管理する者はトイレを汚しません。お客様ご自身が汚されるであり、お客様同士が綺麗に使用して頂ければ済むことです。

ゴミもそうです。私共で出たゴミは私共で責任をもって処理しますが、ゴミの大半がいわゆる「持ち込みゴミ」です。特に、今日などはウォーキングを楽しまれるお客様の殆どがお弁当の持ち込みです。そのゴミを捨てて行かれるのです。

電話を下さったお客様には、詳しく申し上げることが出来ませんでしたが、公共施設(道の駅がこれに当たるかどうかは微妙ですか...)だからトイレットペーパーがあるのは当たり前、捨てたゴミを捨てるのは当たり前という考えはお止めいただきたいものです。しかし、このように「当たり前」に思われているお客様がまだまだ多いように感じます。トイレを掃除するのも、ゴミを処理するのもコストが発生します。

誰がこのコスト、費用をみるのか? 私共施設を管理運営する者にとっては、切実な問題です。

ちなみに、この電話のすぐ後に点検しましたが、確かにゴミ箱は一杯でしたが、トイレットペーパーは無くなっていませんでした。

執筆者

道の駅 きりら坂下 支配人 三尾 弘成

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