第3部 未知倶楽部からのご提案
さいごに未知倶楽部からのご提案として、道の駅が今後直面する課題と、その解決策としてのITの重要性について、未知倶楽部室室長の賦勺尚樹よりご説明を申し上げました。その内容は以下のとおりです。
1.今までのセミナーのおさらい
(1)道の駅は地域のマーケットプレース。周辺地域には都会に住むアクティブシニアを魅了する資源が眠っています。
(2)道の駅のブランドコンセプトは「日本の原風景」「ふるさと感」。←利用者視点
(3)個々の道の駅の魅力アップにとどまらず、全国全ての道の駅が連携してこそブランドは確立できます = 地域ブロック間のみならず、広域的な連携が必要です。
2.未知倶楽部ウェブサイトの特徴と狙い
(1)道の駅を核とした地域を、駅長さんの属人的世界で描きます。
→ 情報の信頼度を担保 + 地域のストレートな思いを紹介
(2)バラバラとなっている個別の道の駅情報を【テーマ】に応じて統合し新たな価値を生み出します。
→(将来的には)独自の編集手法を通じて新たなドライブシーン、旅の姿、ライフスタイルを創出
3.道の駅の課題
(1)連携の萌芽が現れているが未だ不十分
(2)顧客管理が不十分
4.ソリューション
タイムリーに旬な情報を収集・提供する道具として、また顧客管理・販促(CRM)を行う手法として、ITの役割が有用です。とりわけ情報収集・提供・決済機能を集約させた携帯電話が中軸的役割を担うことになるでしょう。