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未知倶楽部コラム

荒れた手に・・・

2007年02月14日

今年は、暖冬と言われており、比較的過ごしやすい冬です。
でも、こんな暖かい冬でも、私は例年「手荒れ」が酷くなってしまいます。

先日も、早朝、施設のロビーで、土雛の展示準備をする為に、一人で机を運んでいたところ、 掃除のおばちゃんが、「大丈夫? 」と声を掛けてくれました。 私は、「大丈夫ですよ、力がありますから...」と言い返すと、 「そうじゃなくて、その手」と言われました。 その時、私の手はアカギレが酷く、殆どの指に絆創膏を貼った状態で 自分で言うのもおかしなものですが、見るからに痛々しい状態でした。 「そばを打ったり、調理、掃除等しているとこの時期になるといつもこうなんです。 事務職には見えませんねぇ」なんて会話をしました。

それから数日後、出張で会社を留守にした次の日、出社すると、 私の机の上に小さな紙袋が置いてあり、中にはピンク色の液体が入った瓶がありました。 そこには、「アロエ水です。掃除のおばさんから、 支配人に渡すようにいわれました。」との従業員からのメモがありました。
「なんで? 」 とまったく心当たりがなく不思議に思いましたが、 メモを残した従業員はその日は休みで、掃除をお願いしている方は5人おり、 日々交代で2人体制で掃除して貰っている為、どの方か解らず、 その日はそのままにしておきました。

そして、次の日の朝、掃除のおばさんの一人が 「支配人、アロエ水どうだった?」と言うので、「あっあっ〜...」 とつまりかけた返答をすると、 「この前、支配人の荒れた手があまりにも酷く、可哀想だったので アカギレに効くアロエ水を使って貰おうと思って...」との事。

ただビックリです。私の手の状態を心配して下さったんだと、 すぐに気付きましたが、掃除のおばさん達には朝、「お早う御座います。」 と挨拶をして、「今日は寒いですねぇ。」等の社交事例的な会話をする位だったので、 掃除のおばさんの優しい気持ちが大変嬉しく、有り難く思いました。
「有り難う御座います。」「有り難う御座います。」の繰り返す言葉しか見つかりませんでした。 本来なら、私より掃除のおばさん方のほうが、冬場、寒く冷たい思いをして施設内、 トイレを掃除して下さっており、本当に感謝する次第です。

それから、早速、アロエ水を荒れた手に塗りました。 流石におばちゃんが薦めるくらいで、アロエ水を塗った手はしっとりとなり、 手荒れを防ぐ事が出来ました。感謝、感謝です。


トイレ掃除に関して...

以前、お客様よりご意見が...

「道の駅のトイレの床が濡れている。もう少し早い時間より掃除して床を 乾かして下さい。」との事でした。

私共の施設には、施設内のトイレと24時間使用可能な外トイレの2ヶ所があります。
通常、午前8時頃より施設内と屋内トイレを掃除させて頂き、 開店した後に、外トイレを掃除します。 外トイレを掃除する際には「現在清掃中です。施設内トイレをご利用下さい。」 の看板をたてて掃除し、お客様にご迷惑を掛けないよう配慮している次第です。
執筆者

道の駅きりら坂下 支配人 三尾弘成

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