HOME > 未知倶楽部コラム > 「道の駅」としての浅虫温泉での役割

未知倶楽部コラム

「道の駅」としての浅虫温泉での役割

2007年01月31日

浅虫温泉ご存知でしょうか?

 今年の青森は雪が少なく、40数年ぶりの小雪暖冬となっております。皆様の地域 でも今年は暖かい日々が続いていると思います。そのせいもあってか、昨年まで に比べるとお客様の出足も良く、ありがたい限りでございます。
 青森の奥座敷として有名な浅虫温泉、「海も山も温泉も」をテーマに古くから温 泉場として栄えている地域で、目の前には陸奥湾、後ろには山があり、海水浴 場、海釣り公園、紅葉、水族館、浅虫特有の強風(吹雪)、そして温泉、海の 幸、山の幸、と楽しめる地域、まさに四季を楽しめる地域です。
 そこに2000年4月、浅虫温泉に 「道の駅」ゆ〜さ浅虫 が誕生しました。
 なぜ、浅虫温泉街に「道の駅」が誕生したのでしょうか?  今回はそこから「道の駅」としての浅虫温泉での役割をお話ししたいと思います。

朝虫温泉
海を眺めながらの温泉は格別!
温泉街で栄えている場所になぜ「道の駅」が必要だったのか。
浅虫温泉には「道の駅」としての役割、
@情報発信基地、
A地域振興、
この二つの必要性が大きく挙げられると思います。

 青森の奥座敷? 浅虫温泉? 全国でどのくらい浅虫温泉をご存知でしょうか。浅虫 の方々は有名だと思っているかもしれません。青森県民は有名だと思っているか もしれません。実際は浅虫温泉も年々利用者の減少傾向にあるのが実情です。実 際には旅館、ホテルが潰れていくのが現状なんです。各温泉旅館さんは個別に素 晴らしい企画、努力をなさっています。さて、それが全国まで皆様に情報が届い ているでしょうか。それは利用者の減少傾向に表れていると思います。

そこで「道の駅」ゆ〜さ浅虫が建ち、何をすべきか。

 この素晴らしい浅虫温泉を全国へ 宣伝する情報発信基地となることが、最重要な責務であると感じています。「道 の駅」ゆ〜さ浅虫から、浅虫温泉の良さを全国にアピールすること、地域活性化 の一端を担うことが「道の駅」としての役割だと考えます。「道の駅」としてし かできないこと、やるべきことがたくさんあります。それは全国どこの地域でも 求められることは同じだと思います。道の駅によって運用形態、方針、様々だと は思いますが、地域のためにという根本を忘れてはいけないと強く思っております。


新幹線青森駅開業が…

 あと4年後、2010年には新幹線、新青森駅が開業となる予定です。 ついに青森にも新幹線が…。

 現在JR東北本線、浅虫温泉駅が「道の駅」ゆ〜さ浅虫の前にあり ます。今現在では道の駅もJR浅虫温泉駅から徒歩1分となっており、電車、バス とアクセスも大変しやすくなっています。

 さて、新幹線が来た場合はどうなるのか…、新幹線は浅虫温泉駅には止まりません。 浅虫温泉に来るには新幹線で新青 森駅まで行き、そこから在来線に乗って戻ってくる形になります。新幹線が来る ことによって浅虫温泉にはアクセスが面倒になるのです。新幹線が来ることに よって浅虫温泉は今にもまして切迫した状況になるでしょう。浅虫温泉全体が生 き残る為の【サバイバル】の状態にあります。この中でも「道の駅」が中心と なって、全体を取りまとめ、地域住民と一体になっていかなければ、浅虫地域は 衰退の一途を辿るでしょう。

 浅虫温泉に来たいと思えるサービス、この地域の特性を活かしたおもてなしをし ていかなければなりません。自然、食材、景観、青森の奥座敷と呼ばれることを 払拭するように、青森と言えば「浅虫温泉」と言われる地域になるよう日々努力 していきます!少しでも多くのお客様に浅虫温泉の良さを伝えられるよう頑張っ ていきます!「道の駅」としての根本、それこそが、浅虫温泉における「道の 駅」の果たす役割だと強く感じます。

 長々とした文章になりましたが、浅虫温泉 の良い所をこれからも発信していきますので、どうぞ皆様もぜひ一度、足を運ん でみて下さいね。
執筆者

道の駅浅虫温泉ゆ〜さ浅虫 営業企画マネージャー 安田一史

リンク

ページTOP