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未知倶楽部コラム

グリーン・ツーリズム(2)

2006年11月19日

お菓子づくり
お菓子作りの説明をする田村君
<<前編『グリーン・ツーリズム』はこちらからご覧ください>>

芋掘り体験の後、2班に分かれてお菓子作り体験と絵手紙づくりをしました。
お菓子は田村君が担当です。いつも無理な注文で地元のサツマイモを使ったいろいろなお菓子・タルト・パンなどをお願いしている方です。
私は、もう一つの班に加わって、今日の体験の様子などを絵手紙にしていただきました。

絵手紙
絵手紙、お見事です。
絵手紙は地元のツワブキからつくった和紙を使いました。みなさん最初はむつかしいと言っていましたが、学校を卒業以来と仰る方もいらして楽しんでいただいたと思います。
田村君のお菓子づくりは、体験で掘った芋を使いました。男性の方もエプロン姿は最高です。ご夫婦での参加の方が多かったので本当によかったと思います。
夕食も御一緒させていただきお互いの会話でたのしい時間を過ごすことができました。



翌日の朝、仕事の前に宿舎におじゃまして昨日の御礼のあいさつに行きました。 帰りに瀬戸農業公園に立ち寄っていただき、昨日いっしょに飲み交わした芋焼酎(瀬戸の金太郎)をみなさん買っていただきました。本当にありがとうございました。 また、いっしょにいろいろなことをして遊びましょう。よろしくお願いします。


道の駅・農産物直売所連合

以前のコラムにも書きました松山大街道商店街で、今月12日、道の駅の紹介と物産販売を行いました。今回が初めてのことでしたが、みなさんたくさんの農産物を出荷されていました。瀬戸農業公園は芋・みかん・ちりめんを販売をしました。年齢層が若くなかなか農産物を買っていただけるようでなかったです。内子のからりさんは、もちつきをしていましたがいつも多くの人が集りにぎわいをみせています、私は背負子(おいこ)を背負い、農家の方の姿で販売させていただきました。
「おいこ」は高齢の方々から、「なつかしいね」、「いまでも『おいこ』使っているの」、「よう、にあっとるで」と声をかけられて会話がはずみ農産物もよく売れました。自分たちの地域の特長を出すということは着飾ったりすることではなく、ありのままの姿で接することでは無いでしょうか。おかげで農家からの出荷品は完売することができました。

NHKが取材に来られ、昼のニュースにながしていただきました。前日には南海放送ラジオで小林真三さんがわざわざ取材にきてくださり6分間も宣伝していただきました。愛媛新聞も記事をのせてくださり、松山CATVも放送してください、本当にありがたく思っています。


今・田舎に求められているもの?

今日、南予地域の現状は本当にきびしいと思います。 道の駅の管理者もなんとか売上を伸ばそうと頑張っていると思います。

けど、ひとつの道の駅だけでは限界がありませんか。

先日道の駅「ふわり」の渡部さんが立ち寄って、長いこと話し込んでしまいました。彼も休みもなかなか取れない勤務の中たいへんいそがしそうです。
これから、道の駅同士でなにか連携をもてないだろうかと思案しています。瀬戸農業公園は四国の最西端・九州の玄関口です。私のところで、伝言板をつくり「ふわり」さんからのメール・ファクスで寄せられるイベント情報などを書き込んでいこうと今考えています。また、おじさんライダーに地域の良いところを口コミで伝えてもらうためライダー伝言板もつくろうと思います。お互い連携を組んでいただける道の駅で、できることから早く取り組もうという話をしました。

私の住む地域では、ツーリズムを県も後押ししようとしていますが、現場での人づくりに欠けているところがあると思います。道の駅を核とした佐田岬のツーリズム体験、地域情報の発信をしていきます。 過疎高齢化の進む地域は身の丈でお年寄りでもできる地域ビジネスに取り組むべきで、笑顔で行動できる人材をはやく養成しないと計画だけではなにも見えてきません。

佐田岬劇場には原風景・農村景観・農村生活体験があり、そして一番は人がいることです。おもしろい楽しいまた見に行こう、と足を運んでいただけると信じています。

執筆者

道の駅瀬戸農業公園 成本利久

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