駅長様へのメッセージ(冬場に備えて)
2008年08月06日
全国道の駅の駅長様へ。
全国的に例年にない暑い日々が続いておりますが如何お過ごしでしょうか?
8月に入り夏休みも佳境に入っています。これからも沢山の家族連れのお客様が道の駅を訪れ大変お忙しい日々が続くと思います。正に商売繁盛だと思います。
一方、水を差す訳ではありませんが、私の耳には一部の道の駅の方から少々不安なお話を聞いております。
それは昨今のガソリン代の高騰の煽りを受けて、集客が思った程延びない、週末は多いがウィークデイが伸び悩む、遠方からのお客様が少なくなった、買い物目当ての女性客がめっきり減ったという内容です。
地域毎では動向が違うかもしれませんが、やはりガソリン代が高騰しますと走行距離に関しまして今まで以上に神経質になり道の駅の集客に影響が出るというのは事実だと思います。
ある駅長さんがおっしゃていました。
『今は夏休みなのでお客が来て下さるけど、9月にはぱったりということになりかねないな。。』
その駅長さんは先を見越さないと安心して年を越せないともおっしゃっていました。
未知倶楽部では、常日頃より客足が遠のく冬場に強い経営を志して頂きたいと訴えて来ました。
夏場に多くのお客様が来られのは当たり前で、失礼ですがさほどの営業努力は要しないと思います。
しかし冬場は違います。
この時こそが各道の駅の駅長様の営業努力、力量が試されると思っております。
その為には攻めと守りに強い経営こそが求められます。
今のうちに道の駅の皆様にお考え頂くべきことを下記します。
1) 客足が遠のいた時にすべきことは遠方のお客様に対して売りに行くことです。都会で行なわれるイベントに
積極的に参加する。道の駅同志の合同販売会を行なう。また、インターネット、通販を通じた販売を行なう
ことです。つまりマーケティング用語でいうPLACE=場を多く確保することです。売り場が多けれ<ば売る
チャンスが増えます。
ところで今目の前に多くのお客様がお見えになっていますがリピーターとなって頂くための会員作りなどは
されていますか?目の前のお客様を逃がすと次に来て頂ける保証はありません。そのお客様を今のうちに囲
い込むことです。
また、目を足元の地域の人たちに向けて、地域の人たち向け販売することです。
地域の方は地域の産品にはあまり興味がありませんので、他の地域の道の駅の産品を仕入れてそれを地
域の方へ販売することです。
産品交流は岐阜県東濃、青森県津軽半島、石川県能登、千葉県房総、愛媛県の道の駅間で既に活発に行
なっております。地域間交易により目覚しい数字を上げている報告を沢山得ております。地域の人たちに愛
される道の駅作りとは地域の人たちが必要とする商品を仕入れることだとも云えます。
2) 無駄なコストはないかを再点検することです。売上が伸びなくても、コストを削減すれば利益は確保出来ま
す。水道料金、光熱費等の固定費ですが、これを垂れ流してはいませんか?少しでも改善できれば、ちりも
積もって相当のコストセーブに繋がります。
利益が出ないと人件費を削減する例が多いですが、苦しい冬場こそが人材育成の機会ですので安易に人
を切るべきではありません。人件費以外の水道料金、光熱費等の経費を削減することにより乗り切ることを
考えましょう。
夏も永いようで直ぐ涼しい風が吹き始め、紅葉のシーズンを迎えます。
そこまでは何とか持ち堪えることが出来ても、次に迎える冬場(12月〜3月)は大変厳しいです。
その時になって慌てる方が多いですが、それでは手遅れです。
夏場に“忙しくて新しいことが出来ない”とおっしゃる方は、冬場になると“客が来ないので何も出来ない”とおっしゃる方が多いです。でも、この忙しい夏場に他の地域の現場を視察したり新しい取り組みをしている駅長さんを存じ上げています。
産品交流一つにしても信頼関係を築くには何ヶ月、数年の年月が必要です。
ネット販売もやりだして直ぐ儲けられるほど楽なものではありません。
また、コスト削減のシステムでも導入する為には準備期間を含めて相当時間が掛かります。
皆様大変お忙しいことは重々承知しておりますが是非、数ヶ月先を見据えてどうしたら利益が確保出来るのか、ふと立ち止まりお考え頂ければと思っております。
全国的に例年にない暑い日々が続いておりますが如何お過ごしでしょうか?
8月に入り夏休みも佳境に入っています。これからも沢山の家族連れのお客様が道の駅を訪れ大変お忙しい日々が続くと思います。正に商売繁盛だと思います。
一方、水を差す訳ではありませんが、私の耳には一部の道の駅の方から少々不安なお話を聞いております。
それは昨今のガソリン代の高騰の煽りを受けて、集客が思った程延びない、週末は多いがウィークデイが伸び悩む、遠方からのお客様が少なくなった、買い物目当ての女性客がめっきり減ったという内容です。
地域毎では動向が違うかもしれませんが、やはりガソリン代が高騰しますと走行距離に関しまして今まで以上に神経質になり道の駅の集客に影響が出るというのは事実だと思います。
ある駅長さんがおっしゃていました。
『今は夏休みなのでお客が来て下さるけど、9月にはぱったりということになりかねないな。。』
その駅長さんは先を見越さないと安心して年を越せないともおっしゃっていました。
未知倶楽部では、常日頃より客足が遠のく冬場に強い経営を志して頂きたいと訴えて来ました。
夏場に多くのお客様が来られのは当たり前で、失礼ですがさほどの営業努力は要しないと思います。
しかし冬場は違います。
この時こそが各道の駅の駅長様の営業努力、力量が試されると思っております。
その為には攻めと守りに強い経営こそが求められます。
今のうちに道の駅の皆様にお考え頂くべきことを下記します。
1) 客足が遠のいた時にすべきことは遠方のお客様に対して売りに行くことです。都会で行なわれるイベントに
積極的に参加する。道の駅同志の合同販売会を行なう。また、インターネット、通販を通じた販売を行なう
ことです。つまりマーケティング用語でいうPLACE=場を多く確保することです。売り場が多けれ<ば売る
チャンスが増えます。
ところで今目の前に多くのお客様がお見えになっていますがリピーターとなって頂くための会員作りなどは
されていますか?目の前のお客様を逃がすと次に来て頂ける保証はありません。そのお客様を今のうちに囲
い込むことです。
また、目を足元の地域の人たちに向けて、地域の人たち向け販売することです。
地域の方は地域の産品にはあまり興味がありませんので、他の地域の道の駅の産品を仕入れてそれを地
域の方へ販売することです。
産品交流は岐阜県東濃、青森県津軽半島、石川県能登、千葉県房総、愛媛県の道の駅間で既に活発に行
なっております。地域間交易により目覚しい数字を上げている報告を沢山得ております。地域の人たちに愛
される道の駅作りとは地域の人たちが必要とする商品を仕入れることだとも云えます。
2) 無駄なコストはないかを再点検することです。売上が伸びなくても、コストを削減すれば利益は確保出来ま
す。水道料金、光熱費等の固定費ですが、これを垂れ流してはいませんか?少しでも改善できれば、ちりも
積もって相当のコストセーブに繋がります。
利益が出ないと人件費を削減する例が多いですが、苦しい冬場こそが人材育成の機会ですので安易に人
を切るべきではありません。人件費以外の水道料金、光熱費等の経費を削減することにより乗り切ることを
考えましょう。
夏も永いようで直ぐ涼しい風が吹き始め、紅葉のシーズンを迎えます。
そこまでは何とか持ち堪えることが出来ても、次に迎える冬場(12月〜3月)は大変厳しいです。
その時になって慌てる方が多いですが、それでは手遅れです。
夏場に“忙しくて新しいことが出来ない”とおっしゃる方は、冬場になると“客が来ないので何も出来ない”とおっしゃる方が多いです。でも、この忙しい夏場に他の地域の現場を視察したり新しい取り組みをしている駅長さんを存じ上げています。
産品交流一つにしても信頼関係を築くには何ヶ月、数年の年月が必要です。
ネット販売もやりだして直ぐ儲けられるほど楽なものではありません。
また、コスト削減のシステムでも導入する為には準備期間を含めて相当時間が掛かります。
皆様大変お忙しいことは重々承知しておりますが是非、数ヶ月先を見据えてどうしたら利益が確保出来るのか、ふと立ち止まりお考え頂ければと思っております。
執筆者
未知倶楽部室 室長 賦勺尚樹