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未知倶楽部コラム

悔しいです。

2008年03月17日

3月8日、9日と二日間に渡り中部国際空港・セントレアで「ぎふ・東濃フェスティバルinセントレア」が開催され、私も東濃道の駅連合会で特産品の販売を行いました。

ある道の駅が販売していた商品に「消費期限」が表示していなものがあり、販売出来ないと判断し、その道の駅の駅長が即座に「販売者欄」に記してある電話番号へ電話し、「消費期限が記入漏れで販売出来ない」旨を伝えたところ、「うちで作って(製造して)いない、C社がやったことなので、うちは関係ない」と返答でした。

その会社、A社は私共と業種は異なりますが、第三セクターの会社です。

悔しいです
東濃フェス
発足当時から赤字体質で毎年赤字を計上し、存続が危ぶまれている会社ですが地域にとっては必要な第三セクターであり、先日も地元のテレビ局が夕方のニュース番組で、その地域から生中継を行い、地域住民がA社の存続の為のいろいろな活動で支援をして、子供から大人までに愛され、地域に支えられている場面がとても心を打ち、想わず涙して見てしまい「A社はあんなに地域の皆様に愛され、支援して頂けるなんて羨ましく、私共も第三セクターなので頑張らなければ...」と決意を新たにしました。

そんなA社が主業務と違うが、新たな特産品を開発し製造をC社に委託した商品に消費期限が記してなかったわけである。

電話対応した人がたまたま虫のいどころでも悪く、また販売先からの事なので対応が少し冷たくなったのだと思いましたが、この商品がお客様に渡ってしまっては、この時期、問題が大きくなってはせっかく地域が盛り上げようとしているのに水を注すことになりかねないので私が、お客様として注意しようと思い電話しました。

以下がその内容です。

私「御社が販売している○×という商品を購入したが、箱に消費期限が書いてありませんでしたが、この商品の消費期限は大丈夫ですか?」と尋ねると

A社「あっ、今年の11月いっぱい大丈夫です。」との即答

私「えっ?商品を見ていないのに何で解ります?」と質問すると

A社「箱を開けてみて下さい。レトルト商品だから中にちゃんと刻印してありますから」

私「やぁ、『中身見れ』と言われても、店頭で勝手に箱を開けて確認する事なんて出来ないでしょう。
外箱にもちゃんと消費期限の欄があるのだからちゃんと表示してもらわないと拙いですよ。」

「現物を見ていないのに『消費期限が11月いっぱい』と何で言えるの?」と再度質問

A社「この商品は発売したばかりで、現在出ている商品はすべて11月いっぱいです。」

私「でも、そんな事買った人には解んないじゃないですか?」

A社「じゃ、どうして欲しいのですか?」

私「どうも、こうも、食品に対していろいろと注目されている時期なので、表示はしっかりした方がいいと思いますよ。」

A社「だから、中身にはちゃんと表示してありますから...」少し、面倒臭そうな言い方

私「解りました。この方法で良いのか保健所等に持ち込み相談してみます。」

A社「どうぞ、ご自由に...」と言われ、電話を切られました。

確かにA社では、この商品を製造している訳ではなく「販売者」かも知れませんが、その商品には販売者の連絡先しか記してありません。

商品についてのクレーム等の問い合わせはA社が対応すべきですが、このような対応ではお客様を怒らせるだけです。

まったく、お客様の立場にたっていないです。

普通は、最低でもまず「申し訳御座いません。」と謝り、
「御買上げの商品は発売したばかりなので、今年11月いっぱいは大丈夫だと思いますが、お客様の方でご心配であれば別の物と交換させて頂きますので、大変お手数ですが送料着払いで弊社、○×宛てまで送って頂けないでしょうか?御心配、ご迷惑をかけて誠に申し訳御座いません。製造メーカーにも即座に連絡を取り改善し、今後は気を付けて販売させて頂きます。ご連絡有難う御座いました。」
といような対応をすべきだと思います。

このA社は、当初に記したように地域では必要な会社で、地域住民が一生懸命応援しているのに、中で働いている人がこれでは「赤字」なんて到底解消しないし、こんな会社だから赤字になっていると思いました。

涙してテレビを見て「私も頑張ろう」と思った自分が馬鹿にみえて、悔しいです。
執筆者

道の駅きりら坂下 支配人 三尾弘成

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