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未知倶楽部コラム

花の内・ロマンとおしゃれ

2008年01月21日

花の内@
元旦を迎える準備風景



元旦に始まる正月を大正月というのに対して、十五日を小正月と言います。
この小正月から晦日までを昔は「花の内」と呼んでいたそうです。
小正月は家庭的な行事が多く、松飾がとれたあと、豊作を祈願して、削り花や餅花を飾ったので 「花正月」ともいい、これが昔からの由来といわれています。
削り花は、ヌルデなどの白い木肌を削って、花のように細工した飾り棒で、 門前や家の中に吊るしました。
餅花は、現代ではビニールや布製のものが支流となりましたが、本来は紅白に色づけた餅を小さく 丸めてヌルデや柳の枝につけたものです。

 都市部では、すっかり廃れてしまった小正月ですが、今も農村部では、さまざまな予祝が おこなわれ、人々の暮らしの中に「花の内」が生きています。
予祝は、小正月におこなう、一年の豊穣を祝い願う行事です。

花の内B
国史跡・竹田城跡
 そのような「花の内」で一年が始まり、本格的な冬季を迎えます。
冬季に入りますと、冬の北の夜空に見え輝く星・大熊座の首座で、北斗七星のこと。 今にも冬の夜空が目に浮かんでくるような、ロマンチックで心にしみ入る言葉です。
七つの星が柄杓の形に見えるので、このように呼ばれていることは、 ご承知のとおりです。(国史跡・竹田城跡)

しかし、柄の二番目の星のそばに、かすかに輝く「八番目の星」があることはあまり知られていません。 少し調べてみますと、和名を「そえ星」、別名を「四十ぐれ」、と言うそうです。 この「そえ星」は、「四十歳を越えますと視力が衰え、この星が見えにくくなる」と言う意味で、 実際アラビアでは、視力検査に用いられていたとかと記されています。
 古人は、北斗七星に寄り添うこの星を見つけて、自らの若さを確認して、心の中でほっと 安堵していたのでしょうね。

 そして、「鬼は外、福は内、パラッ♪、パラッ♪、パラッ♪、パラッ♪豆の音、 鬼はこっそり逃げてゆく」と節分行事が各地域で開催され、この時期の鬼さんは、 どの家庭の門をくぐっても、玄関先に飾られる「ヒイラギ」と「いわし」の匂いと豆の音で 「鬼はこっそり逃げてゆく」大変ですね。

道の駅あさごでは、毎年のことですが、節分の「巻き寿司」の予約と注文受付で一日中 「巻き寿司」作りに励み、皆様の幸福を願ってやみません。

節分が過ぎますと事始、「こと」を催します。各最寄の地域ごとのグループで、 大きな「わらじ」を作って、その年、当番の家のお庭にある松の木に大わらじを吊り下げて、 こと餅を作り、串にさしたお餅、「御供さん」をお供えし祀る。 そして、その期間が過ぎ、お庭の松の木に吊り下げた大きな「わらじ」の落ちるところを見受けると 「この一年幸せが訪れる」と言われています。
この行事が過ぎますと、「冬の名残」となります。
長く暗い冬が終わることに、ある種の感慨を込めた 言葉です。「冬の名残」となり、「冬の別れ」「冬送る」と言う言葉、終わろうとする冬に対するもの、 もの悲しさを感じ、光り輝き、生命に満ち溢れる春を待ちわびながらも、冬の余韻をもう少し楽しんで いたい ・・・。
そんな思いが込められているのでしょうね。
しかし、「冬の名残」と「冬も終わりだなあ」としみじみ思う。先人たちのロマンとセンスには 感心するばかりです。

冬も終わりだなあと感じるころ、雛の使いがやってきます。
花の内A
民家の雛祭り展示会

聞くところによりますと、江戸時代、ひな祭りのころに、雛人形を小さな駕籠に乗せて親類などを回る 習慣があったそうです。
その雛人形のことです。作り物の小さな駕籠に雛人形を乗せて、人形の小者に担がせ、小さな行器や 樽などと一緒に釣台に載せたものを人間の小者が担ぎ、婦人の先導で先々を回ったものだそうです。 駕籠は、子どもが担げる程の大きさだったとか。
元禄から宝暦年間(1688年〜1764年)かけて、裕福な層に流行したという、おしゃれで贅沢な遊びですが、 雛人形をお祝いの使者に見立てるという、江戸の人々のおしゃれで、粋な遊び心には感心するばかりです。
現在の食元ブームに見る日本人の「ミニチュア好き」も、案外このあたりにルーツがあるのかも 知れませんね。

花の内B
お雛さま

朝来市生野地域では、伝統ある「銀谷のひな祭り」を通して、口銀谷の約80軒の民家や商店街に おひな様を飾ります。
日本の雅やかな素晴らしい伝統芸術文化を堪能してくだされば、当時の姿やロマン、遊び心が目に 浮かんでくるような思いがします。

執筆者

道の駅あさご 駅長 黒川あや子

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