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未知倶楽部コラム

『地域活性化に向けて』

2007年12月25日


こんにちは!!
クリスマスは皆様いかがお過ごしだったでしょうか??
私は家族でのんびり過ごしました。

さて、未知CafeというSNSも徐々に盛り上がりを見せておりますが、 そこの日記でも触れた、地域活性化の活動に関して今回はご紹介をしてみたいと思います。

活動組織名としては「八ヶ岳やとわれ支配人会」と言います。
来るもの拒まず、去るもの追わずで、八ヶ岳南麓を面として捉え、活性化をすることを目的とした、地域の観光施設、宿泊施設の支配人クラスの集まりです。

毎月定例会で、地域にまつわるテーマに関する協議をし、事業性を見据えて進めていきます。

代表的な活動として、

@星空コンサート
A第2次交通整備事業
Bアミューズメントチケット

などがあります。

一つ一つ簡単にご紹介します。

@星空コンサート

参加施設を点々として、星空をコンセプトにコンサートを企画運営しております。 地域活性というコンセプトに賛同頂いた企業様からの協賛金を中心に、自主財源のみで運営するコンサートです。

前回10月には、三分一湧水館という湧き水を中心とした観光施設で尺八と太鼓とピアノのコンサートを開催致しました。この施設に手打ちそば処が併設されていることもあり、そば打ちと和楽器のコラボレーションといったチャレンジも行い非常に面白いコンサートが出来ました。

先日はクリスマスコンサートと題して、バイオリンとピアノにファゴットという楽器をあわせたコンサートを、 八ヶ岳ソサイエティ美術館ホテルにて開催しました。

いずれの企画も、その施設の特性を活かし、手作りの温かいコンサートをめざし企画運営しております。 携わるスタッフメンバーが皆支配人クラスですから、その接客は素晴らしく、固定ファンも付いてもらい、毎回大盛況の内に開催をされ、今回のクリスマスコンサートで11回目となりました。

毎年4回のペースで開催をしております。
宿泊施設とすれば、コンサートをあわせた宿泊パックの販売に繋がり、また開場として訪れた施設で、新たな魅力を発見しリピートをしてもらえるようなコンサートとなっております。観光施設にとっても、集客イベントであるとともに、地域へのリピートを貰う上で、大きな役割を果たしていると思っております。

A第2次交通整備事業

山梨県は交通が発達しておりません。中央線が真っ直ぐ横断する以外に、多少の路線はありますが、基本的な移動手段は車であり、観光をテーマとした場合に電車からの流入を考えると、どうしても2次交通が不足しております。各施設個別に送迎バスを出したりしておりましたが、なかなか採算の面でも厳しい状況です。

そこで、会に参加する施設が中心となり、同じくコンセプトに賛同頂いた地元企業に協賛いただくとともに、 施設自体をバス停とし、バス停広告、社内吊り広告、バスラッピング広告、社内音声広告などを元に、財源を確保し、八ヶ岳周辺の観光施設を周遊するバスを走らせることに成功しました。

来年には、JRが大型観光キャンペーンとして山梨を売り込むべく活動をしてくれます。

そことのタイアップの為にも、2次交通は必須でしたので、何とか形になったなー。という感じです。

Bアミューズメントチケット

地域活性化は、単一の施設の力では成し得ないという事で、各施設が協力して行こうというのが、会自体のコンセプトです。このアミューズメントチケットもそのコンセプト通りに、各施設単位で発行しているサービスクーポンや、地域の情報MAPなどを統一化し、同じチケットが当道の駅でも、近くのそば屋でも、フラワーパークでも、温泉でも使えるといったものです。
宿泊施設で販売をし、価格以上のサービスが受けれるように、参加施設を集め、魅力あるチケットにするべく、 今年から取組み、来年に向けて更なる発展を目指して話し合いを続けております。

簡単にではございますが、八ヶ岳南麓での地域活性化に向けた活動の一環をご紹介させて頂きました。

何事も、まずは第一歩を踏み出すことから・・・。

執筆者

道の駅南きよさと 運営責任者 金丸 滋

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