第5回「未知倶楽部ふるさと写真コンテスト」審査結果発表!!
2007年11月30日
第5回目となります「未知倶楽部ふるさと写真コンテスト」を開催いたしましたところ、62の作品をご応募頂きました。ご参加いただきました皆様に対しまして心より感謝を申し上げます。
今回公募致しましたテーマは以下です。
【「色」で感じる秋の風景】
厳正な審査の結果、以下のとおり入賞作品が決定いたしました。
北海道大樹町萌和/大樹のホワイトベア-様
「応募コメント」
春先には樹液を採取する白樺林、秋の紅葉、白樺の樹、空。「秋」を感じるコントラストでした
秋田県大潟村/道の駅しょうわ様
「応募コメント」
秋の真っ青な空と、その両側には色づいた木々。右と左、同じ樹のはずなのに、違う彩りをみせる自然美をカメラにおさめました。
千葉県道の駅多古あじさい館対面のコスモス畑/おたわさん様
「応募コメント」
広いコスモス畑で、なかなか壮大でした。
ちなみにここの道の駅のおにぎりは米どころっぽくておいしかったですよ。
宮城県石巻市小船越/道の駅上品の郷様
「応募コメント」
秋の夕暮れ、一瞬、周りが明るくなった。
空を見上げると一面、燃ゆるがごとく夕焼け雲が広がっている。
雨上がりの夕方「明日は天気がいいぞ」と思わず口走った。
秋は収穫の時。好天に恵まれ、寒さが来る前に農作業を済ませたいと大地に祈る。
「湯西川の早朝」
早朝、曇り空、道の駅湯西川の足湯にゆったりと浸かっていると、男鹿川の上空に青空が現れました。きれいな秋の雲が消えないうちに夢中でシャッターを切りました
「晩秋の野焼き」
野焼きの灰は稔りをもたらす。厳しい農業環境であろうが、豊作を素直に喜べる田園風景を後世に残したい。環境問題が問われる時代であるが、この光景は格別で、秋風の中にもホッとする暖かさを感じながら、沈み行く太陽を見つめる。
「スカイビラさのう高原」
朝来市のスカイビラさのう高原です。さのう高原は、中国山脈の美しい山々を眼下にフライトの出来る絶好のエリアです。森のみぐみ豊かなさのう高原で、自然と田園生活を楽しみながら体感する、高原リゾートです。是非、心の癒しを楽しんでいただきたいと思います。
「耳柿」
よく見るとへたの横にちょこんと付いたものがあります。これが柿の「耳」と言われるもの。昔々、有り難いお経を聞きたいのに耳が無いために聞けないと嘆いていた柿の精のためにお坊さんが祈ったところ耳が付いたという言い伝えのある柿です。原木は郡上市明宝の山奥にあるのですが、たいへん老木のため接ぎ木して道の駅・明宝に植えたところ見事に実がみのるようになりました。接ぎ木した後もちゃんと実には「耳」が付きました。
渋柿のため食べられませんがそのお陰で鳥にもつつかれず枝にぶら下がっています。今は何を聞いているのやら...。誰にも言えない『愚痴』やら『悩み』があったら耳柿にそっと聞いてもらうのもいいかも。
今回のテーマである『秋の色』がどれだけ表現されているかを重視して審査致しまし た。
優れた作品揃いでしたので優劣をつけるの大変でした。また三席の中にも充分二席と 互角な作品もありました。以下三席以上の作品を講評させて頂きます。
一席に選ばれた「白樺林の秋」ですが、もみじの赤と白樺の樹皮の白。そして未だ緑が 残る葉と芝。既に雪が積もっている大樹町だと思いますが、このショットは恐らく今 年最後の輝きではないかと推測します。思わず駆け出して見たい。思いっきり白樺の 香りを嗅いで みたい。
そう思わせる躍動感溢れる優れた作品です。
二席に選ばれた「自然が織りなすコントラスト」ですが、色づき始めた黄色、黄緑、 橙 色、 そして光の影。遥か彼方に広がる真っ青な秋空に引き込まれてしまいます。
どこでも撮れるショットかもしれませんがこのようなオブジェ(対象)を見つけた喜 びを 共有します。「秋空とコスモス」ですがコスモスが皆左側を向いています。必死に秋 の 太陽の光を求めているところがコミカルです。それと背景にあるふんわりとした雲。安堵感を感じます。「秋も燃ゆる」ですが、こんなにスペクタクルな夕焼け雲はなか な か 観ることはできません。明日の好天の兆しですが、少々不安感をも醸し出していま す。
近づく冬のせいかもしれません。3作ともカメラマンの瞬間的な心を映し出している 心象作品 です。とても深く味わえます。
三席の「秋の桜峠」ですがとてもパワーフルな色ですね。「湯西川の早朝」。圧巻で す。
これは 強烈な秋雲群です。「落ち葉拾い」可愛い女の子の小さな手の中に幾つ落ち葉がある の でしょう。
「秋の盗るカメラマン」ですが、必死にビューポイントを探すカメラマンが面白いで す。この方と超然と佇む紅葉回廊の落差が良いですね。「刈り取り間近のそば畑」ですが白い花をつけた蕎麦の木が晩秋を迎えているのが良く伝わります。
ありがとうございました。次回「第6回 未知倶楽部ふるさと写真コンテスト」の開催につきましては、詳細が決まり次第、会員様向けのメールマガジン及び、未知倶楽部ウェブサイト上でご案内致しますので、どうぞご期待ください。次回も多くの皆様のご参加をいただけることを心待ちしております。
今回公募致しましたテーマは以下です。
【「色」で感じる秋の風景】
厳正な審査の結果、以下のとおり入賞作品が決定いたしました。
【審査結果】
- 【一席】
- 「白樺林の秋」/北海道大樹町萌和/大樹のホワイトベア-様
- 【二席】
- 「自然が織りなすコントラスト」/秋田県大潟村/道の駅しょうわ様
- 「秋空とコスモス」/千葉県道の駅多古あじさい館対面のコスモス畑/おたわさん様
- 「雲燃ゆる」/宮城県石巻市小船越/道の駅上品の郷様
- 「秋空とコスモス」/千葉県道の駅多古あじさい館対面のコスモス畑/おたわさん様
- 【三席】
- 「秋の桜峠」/石川県道の駅桜峠駐車場/バイクおじさん様
- 「湯西川の早朝」/栃木県湯西川温泉/さんぽきゅうふ様
- 「落ち葉拾い」/長野県道の駅三岳/mayuna322様
- 「秋を盗るカメラマン」/山梨県河口湖(紅葉回廊)/デジカメ小僧様
- 「刈り取り間近のそば畑」/岐阜県中津川市坂下/道の駅きりら坂下 三尾様
- 「湯西川の早朝」/栃木県湯西川温泉/さんぽきゅうふ様
- 【入選】
- 「晩秋の野焼き」/宮城県石巻市高須賀/道の駅上品の郷様
「秋雨煙る、京都美山の里」/美山の里入り口にて/kaneken様
「紅と黄色」/熊本県山鹿市菊鹿町番所/花水木様
「スカイビラさのう高原」/兵庫県朝来町/道の駅あさご黒川様
「耳柿」/岐阜県郡上市明宝/道の駅明宝一柳様
「雨露の彼岸花」/岐阜県中津川市坂下/道の駅きりら坂下 三尾様
「銀杏通りのMINI」/東京都神宮外苑/wani様
【一席作品】(写真をクリックすると拡大表示します。)
「白樺林の秋」北海道大樹町萌和/大樹のホワイトベア-様
「応募コメント」
春先には樹液を採取する白樺林、秋の紅葉、白樺の樹、空。「秋」を感じるコントラストでした
【ニ席作品】(写真をクリックすると拡大表示します。)
「自然が織りなすコントラスト」秋田県大潟村/道の駅しょうわ様
「応募コメント」
秋の真っ青な空と、その両側には色づいた木々。右と左、同じ樹のはずなのに、違う彩りをみせる自然美をカメラにおさめました。
【ニ席作品】(写真をクリックすると拡大表示します。)
「秋空とコスモス」千葉県道の駅多古あじさい館対面のコスモス畑/おたわさん様
「応募コメント」
広いコスモス畑で、なかなか壮大でした。
ちなみにここの道の駅のおにぎりは米どころっぽくておいしかったですよ。
【ニ席作品】(写真をクリックすると拡大表示します。)
「雲燃ゆる」宮城県石巻市小船越/道の駅上品の郷様
「応募コメント」
秋の夕暮れ、一瞬、周りが明るくなった。
空を見上げると一面、燃ゆるがごとく夕焼け雲が広がっている。
雨上がりの夕方「明日は天気がいいぞ」と思わず口走った。
秋は収穫の時。好天に恵まれ、寒さが来る前に農作業を済ませたいと大地に祈る。
【三席作品】(写真をクリックすると拡大表示します。)
「湯西川の早朝」
栃木県湯西川温泉/さんぽきゅうふ様
早朝、曇り空、道の駅湯西川の足湯にゆったりと浸かっていると、男鹿川の上空に青空が現れました。きれいな秋の雲が消えないうちに夢中でシャッターを切りました
【入選作品】(写真をクリックすると拡大表示します。)
「晩秋の野焼き」
宮城県石巻市高須賀/道の駅上品の郷様
野焼きの灰は稔りをもたらす。厳しい農業環境であろうが、豊作を素直に喜べる田園風景を後世に残したい。環境問題が問われる時代であるが、この光景は格別で、秋風の中にもホッとする暖かさを感じながら、沈み行く太陽を見つめる。
「スカイビラさのう高原」
兵庫県朝来町/道の駅あさご黒川様
朝来市のスカイビラさのう高原です。さのう高原は、中国山脈の美しい山々を眼下にフライトの出来る絶好のエリアです。森のみぐみ豊かなさのう高原で、自然と田園生活を楽しみながら体感する、高原リゾートです。是非、心の癒しを楽しんでいただきたいと思います。
「耳柿」
岐阜県郡上市明宝/道の駅明宝一柳様
よく見るとへたの横にちょこんと付いたものがあります。これが柿の「耳」と言われるもの。昔々、有り難いお経を聞きたいのに耳が無いために聞けないと嘆いていた柿の精のためにお坊さんが祈ったところ耳が付いたという言い伝えのある柿です。原木は郡上市明宝の山奥にあるのですが、たいへん老木のため接ぎ木して道の駅・明宝に植えたところ見事に実がみのるようになりました。接ぎ木した後もちゃんと実には「耳」が付きました。渋柿のため食べられませんがそのお陰で鳥にもつつかれず枝にぶら下がっています。今は何を聞いているのやら...。誰にも言えない『愚痴』やら『悩み』があったら耳柿にそっと聞いてもらうのもいいかも。
【総評】
今回のテーマである『秋の色』がどれだけ表現されているかを重視して審査致しまし た。
優れた作品揃いでしたので優劣をつけるの大変でした。また三席の中にも充分二席と 互角な作品もありました。以下三席以上の作品を講評させて頂きます。
一席に選ばれた「白樺林の秋」ですが、もみじの赤と白樺の樹皮の白。そして未だ緑が 残る葉と芝。既に雪が積もっている大樹町だと思いますが、このショットは恐らく今 年最後の輝きではないかと推測します。思わず駆け出して見たい。思いっきり白樺の 香りを嗅いで みたい。
そう思わせる躍動感溢れる優れた作品です。
二席に選ばれた「自然が織りなすコントラスト」ですが、色づき始めた黄色、黄緑、 橙 色、 そして光の影。遥か彼方に広がる真っ青な秋空に引き込まれてしまいます。
どこでも撮れるショットかもしれませんがこのようなオブジェ(対象)を見つけた喜 びを 共有します。「秋空とコスモス」ですがコスモスが皆左側を向いています。必死に秋 の 太陽の光を求めているところがコミカルです。それと背景にあるふんわりとした雲。安堵感を感じます。「秋も燃ゆる」ですが、こんなにスペクタクルな夕焼け雲はなか な か 観ることはできません。明日の好天の兆しですが、少々不安感をも醸し出していま す。
近づく冬のせいかもしれません。3作ともカメラマンの瞬間的な心を映し出している 心象作品 です。とても深く味わえます。
三席の「秋の桜峠」ですがとてもパワーフルな色ですね。「湯西川の早朝」。圧巻で す。
これは 強烈な秋雲群です。「落ち葉拾い」可愛い女の子の小さな手の中に幾つ落ち葉がある の でしょう。
「秋の盗るカメラマン」ですが、必死にビューポイントを探すカメラマンが面白いで す。この方と超然と佇む紅葉回廊の落差が良いですね。「刈り取り間近のそば畑」ですが白い花をつけた蕎麦の木が晩秋を迎えているのが良く伝わります。
【未知倶楽部から】
ご応募いただいた作品は、未知倶楽部ウェブサイトの充実のために活用させていただきます。ありがとうございました。次回「第6回 未知倶楽部ふるさと写真コンテスト」の開催につきましては、詳細が決まり次第、会員様向けのメールマガジン及び、未知倶楽部ウェブサイト上でご案内致しますので、どうぞご期待ください。次回も多くの皆様のご参加をいただけることを心待ちしております。
これまでの「未知倶楽部ふるさと写真コンテスト」の入賞作品についてはこちらのページからご覧いただけます。
過去の「未知倶楽部ふるさと写真コンテスト」
http://www.michi-club.jp/navi/contest.php
執筆者
未知倶楽部室