HOME > 未知倶楽部コラム > 都会に農村へのファンを作る

未知倶楽部コラム

都会に農村へのファンを作る

2007年07月23日

手作業の田植え作業
南但馬グリ-ン.ツ-リズム協会は、協会事業を展開させ、交流人口の増大を図り、更に会員同士の交流会も開催し、その活力と活性化を促し、積極的に取り組んでいます。
南但馬グリ-ンツ-リズム協会での試みは交流とホスピタリティです。
グリ-ンツ-リズムとは、「緑豊かな農村地域において、その土地の自然、文化、人々との交流を楽しむ、滞在型の余暇活動」のことであります。欧州では、農村に滞在し、バカンスを過ごすといった余暇の過ごし方が普及しています。

  1.ル-ラルツ-リズム、グリ-ンツ-リズム・・・イギリス
  2.ツ-リズムベ-ル(緑の休暇) ・・・・・・・フランス
  3.アグリツ-リズム  ・・・・・・・・・・・・イタリア
                            などと呼ばれています。

日本では1992年度から農林水産省の提唱により、グリ-ンツ-リズムと呼びその推進を図っています。兵庫県では、1996年に、朝来市・養父市(2市)で1999年に南但馬グリ-ンツ-リズム協会を設立しました。

現在70団体で130名の会員で構成されています。

放牧
グリ-ンツ-リズムを都市農村交流に基づく農村漁村の地域活性化との関連で、食糧・農業農村基本法を基礎とした「食」と「農」の再生プランの中に位置づけられ、地域農業の再生、地域活性化との関連でその果たす役割がより重視され期待されています。
21世紀のグリ-ンツ-リズム事業(滞在型・ロングスティ-)を考えてみますと、道の駅のもつ機能の 1.アメニティ 2.コミュニティ 3.モビリティ 4.アクティビリティの4部門を活用して地域の連携を図り、地域の活性化に結びつけていくことが出来ます。
また、各種の観光には、滞在型観光客・移動型観光客・通過型観光客・その他の観光客があります。その観光が成長しますと、経済の発展・産業の発展に繋がっていくことだと思います。

ハウス栽培
今後、自然観光と産業を基幹ツ-リズムと定めてもいいのではないでしょうか。
これからの観光は、21世紀のリ-ディング産業の1つになっていくと言われています。
・キ-ワ-ドは 「交流」です。「交流を起こす」ことになります。
南但馬グリ-ン.ツ-リズム協会は、2市・(養父市・朝来市)の会員70団体で取り組んでいます。
但馬地域は、都市と農村の交流「グリ-ン.ツ-リズム事業」への取り組みが大変盛んである。当地は、南但馬2市で、平成11年8月に発足し南但馬グリ-ン.ツ-リズム協会を設立しました。こうした動き中、県でも、但馬県民局和田山農林事務所を中心に、グリ-ン.ツ-リズム事業を活用した地域活性化方策の検討、その具体策の1つとして「全国グリ-ン.ツ-リズム研究大会in但馬」が但馬全域をステ-ジに開催。平成18年には、のじぎく兵庫国体、南但馬歴史、文化ミュ-ジアム構想や南但馬花と緑による景観構想など地域おこしのプロジェクトも進み無事に事業を終え、現在では、官民一体となり、スローフードの里づくりを目指し、南但馬の食材を生かした地産地消、スローフードの里づくり協力店を(H17年〜H19年)3年間で約50店の認証活動に入っています。今年はその最後の年になりました。
現在も全力で事業に取り組んでいます。(道の駅あさご事務局)

辻学園調理技術専門学校技術教育本部長様より調理指導を受ける
辻学園調理技術専門学校技術教育本部長様より調理指導を受ける


現在の事業に至るまで、辻学園調理技術専門学校技術教育本部長 爲後喜光氏「食の大切さとふるさと料理に求められること」と題してご講演も賜り、更に、南但馬の食材を活用した料理研究について塾長にご就任いただきましての創作塾を立ち上げての大事業でございました。そして、料理コンテストレシピの募集・南但馬の食材を活用した料理と題して、兵庫県内を対象に、HP・各新聞社報道等々で公募いたしました。料理コンテスト応募者は41点でした。和田山クッキングスクール校長 田中美智子先生を委員長にご就任いただきまして、料理審査(一次審査会で8点)、最終審査会の(最優秀賞1点・優秀賞7点)、のお披露目会を実施しました。南但馬の豊富な食材を通して人との交流を促し、より一層に南但馬をステージに戦略に結びつけることが出来ました。  南但馬では、豊かな農村資源と都市部とのアクセスの良さを生かしたグリ-ンツ-リズム事業は、今後とも地域振興の要と考えます。-------と地域振興にとりましては、その原動力の源となります。

最終審査の結果お披露目会・和田山クッキングスクール
最終審査の結果お披露目会・和田山クッキングスクール

今後、「交流をキーワード」に、人と人、地域と地域の交流により交流人口の増大を図り、都市と農山村漁村の要として、「食べて生消交流」地域活性化に結びつけていかなければなりません。
有難うございました。
執筆者

道の駅あさご 駅長 黒川あや子

リンク

ページTOP