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未知倶楽部コラム

美しい街・浅虫

2007年07月02日

人生においては、「雑草のように強く生き延びること」が必要な時もあるでしょう。ですが本来、花壇として存在する一角に雑草が強く生きていられるのには、どこかしら虚しい思いがします。しかもそこが観光地であるならその花壇を所有する方の管理が問われる場合もあるでしょう。こんな格好のいいことを申し述べている私どもの花壇がまさに雑草だらけ

先日、浅虫地域活性化懇談会の紹介をさせていただきましたが、そこで観光客に向けた「お出迎え」の為に花壇などの整備との意見が出て、初めて我が「道の駅」浅虫温泉の外観を気にしてみたのです。
事務局の任を請け負いながらなんとも奔放な草の育て方。雑草にまみれた花壇の中のつつじは影が薄く…。さぁこれではよろしくないと営業企画部職員が立ち上がりました 。。

雑草
雑草だらけ
雑草除去後
雑草除去後


くまでや小鍬を駆使して約2時間、途中雑草の強さにくじけそうになりながら取りました、取りました。ゴミ袋に4袋分の雑草を除去しました。ここまで元気に育った雑草を取ることに「この草だって植物なのに…」と仏心を少々。しかし「浅虫を訪れるお客様の為に」との使命感を持って、逃げ惑うダンゴ虫もそっちのけでなんとか土の見える花壇に作り変えました。

植え込み中
植え込み中
植え込み完了
植え込み完了


花苗を移植後は、やはり雰囲気が一変します。ちょっと準備していた苗の数が足りず、まだまだ買い足す必要がありそうですが、元気に咲いてとの願いを込め一つ一つ植えていきました。途中、ご近所の方が数人通りかかり、「頑張ってらなぁ」と声がけしてくれた時はありがたい気持ちになりました。

浅虫は海がきれいで特に夕焼けの時間は温泉につかりながら格別な景色を堪能できます。ただし、海風がキツイのも確か。冷たい潮風が強風となって吹きつけることもあります。今回整備した花壇も、漏れなく潮風にさらされ、移植した花が死んでしまうかもという不安要素を残しています。

それでもなにもしないでいるよりは、お客様のためにと考えるのです。
私たちの活動が浅虫全体に広がっていけばいいと思います。
でも、もちろん私たちだけの取り組みであってもいいと思います。
浅虫を訪れた方の目に美しいと見える街にしたいと思っています。

執筆者

道の駅浅虫温泉ゆ〜さ浅虫 営業企画チームリーダー 横浜秀華

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