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未知倶楽部コラム

道の駅どまんなかたぬま訪問記 <自慢の特産品紹介>

2007年02月28日

たぬま
特徴ある丸い屋根が目に入ります。
過日(2月16日)、栃木県佐野市の 道の駅「どまんなか たぬま」にお邪魔しました。

こちらの総支配人である篠原さんには、 過去の 第2回道の駅価値創造セミナーにおいて、 パネルディスカッションのパネラーとしてご参加いただいたり、 未知倶楽部ブランド認定品として出品されるなど、 様々な企画にご参加いただいています。

パネルディスカッションの模様はこちらから>>
http://www.michi-club.jp/column/column07-d.php
未知倶楽部ブランド認定品はこちらから>>
http://www.michi-club.jp/column/column07-f.php

当日の午前中は コラム「茂木町に見た‘官と民’の姿」で 記載している道の駅「もてぎ」に訪れ、 それから午後に国道4号線と50号線をたどり、こちらへは夕方近くにお伺いしました。 まだまだ夕方は冷え込む時期ではありましたが、駐車場にはたくさんの自動車が停まり、 活気にあふれていました。施設に向かって足を進めると、 施設の外には子供達が遊ぶ遊戯スペースがあり、 施設内の休憩所から保護者の方が見守っていました。 そして休憩所には、しっかりと仕切られた分煙スペースが設けられており、 小さなお子様連れでいらっしゃるお客様もゆっくりと楽しめる施設と感じられました。

ここは東京方面から来店する場合には、まさに栃木県への玄関口となる道の駅のひとつです。 道の駅内の情報コーナーには、栃木県内の道の駅を示した 巨大な案内マップがあり、栃木の道の駅の全体像をひと目につかむことが出来ます。 (栃木に向かわれる方はどうぞご参考にご覧下さい (こちらをクリック))。

さて、当日は営業企画担当リーダーの川田さんにお出迎えいただきました。
川田さんは道の駅のオープン当初から営業に携わっていらっしゃる 生え抜きの“道の駅マン”で、この道の駅のオープン前から現在に至るまでの 歴史や、オリジナル商品開発などの様々な取組み、 人気のある特産品など、 「どまんなかたぬま」にまつわる 様々な物語を、詳しくお聞かせいただきました。
川田さんのお話には、道の駅運営に対しての思いや、 地域のお客様への思いがあふれていて、 その熱い語り口には思わず惹き込まれてしまいました。

コラム「未知倶楽部イルミネーション大賞2006」で ご紹介しているイルミネーションも、川田さんの企画により実現されました。 年々と規模を拡大して飾りつけられているライトアップの光景には、 毎日夕暮れになるとカップルのお客様が集い、 ベンチで語り合っていらっしゃるそうです。
(このイルミネーションは3月末までご覧いただけます。)


オープンして6年目。 この地は周辺に何店ものスーパーマーケットがひしめく 激戦区にある中で、「どまんなかたぬま」は毎年来客数・売上を伸ばし、 今年は10億円を超える売上を見込みます。
これはまさに地域の皆様から愛されつづけている結果ではないかと思います。

この道の駅「どまんなかたぬま」がなぜ地域の方から愛され つづけているか。

川田さんのお話を聞きつつ感じたことは、 利用者の方の要望に積極的に応えていく姿勢、 そして、何度でも訪れて楽しむことの出来る取組みを 提案していく姿勢が、お客様に届いている結果ではないかということでした。

何度にもわたる店舗の改装・拡大を重ねて、多数来場されるお客様 に対応できるように拡大した売場スペースは、どこも非常に美しく、 とてもオープンから5年以上を経過したようには見えません。
そして施設内にあるイベント施設「どまんなかホール」での 様々なイベントの実施にも積極的です。

本日はそんな取組みの中から、特に詳しくご説明いただいた 特産品を中心に皆様にご紹介したいと思います。


<<まずお土産売場では>>(写真をクリックすると拡大表示します。)

苺商品 栃木県の道の駅で共同開発
栃木県内の道の駅では「道の駅連絡協議会」を設けて連携し、 県内全体での道の駅のレベルアップを図ったり、 共同でのPRに取り組んでいらっしゃいます。
その一環として栃木県のPRのために県内の名物である  いちご “とちおとめ” を使った 特産品の共同開発・販売をなさっています。 これは栃木県内の道の駅でのみ購入可能な商品。 ぜひ足を運んでお手に取りください。

地元の伝統工芸品
佐野での伝統工芸品である桐の木工品や飛駒和紙も、 しっかりスペースを設けて展示・販売しています。 高価な商品にもファンの方がついており、わざわざ購入にいらっしゃいます。
桐製品 飛駒和紙


<<たぬまオリジナル商品もたくさん>>(写真をクリックすると拡大表示します。)

『どまんなか納豆』
納豆ブームで初めて購入されたお客様も 今ではリピーターになっているとか。
未知倶楽部ブランド認定品です。こちらもご覧下さい。
『どまんなか人参ドレッシング』
ギフトコーナーでは、贈答用にセットで箱詰めになったものも用意されています。
未知倶楽部ブランド認定品です。こちらもご覧下さい。
『佐野ラーメン』
佐野名物のラーメンもオリジナルで開発。


<<農産物直売所では>>(写真をクリックすると拡大表示します。)

お米の量り売りブース「米工房」
好みのお米を、1kg単位でその場で精米してくれます。 地元のお米は佐野産のコシヒカリ。当然扱っています。 さらにここでは地元産のお米と併せて、魚沼産のコシヒカリや あきたこまち、ひとめぼれなど、10種類程度のお米を販売。 お客様はそれを1kgずつ数種類買ったり、自分の好みで ブレンドしたりと、まるでコーヒー豆を買うような感覚で 買うことが出来ます。わざわざ「お米はここで買うと決めている!」と 東京からお越しになる方もいるそうです。

佐野の名水ソース
遠方からキャンプにいらっしゃるお客様もお見えになります。 バーベキューに使用する調味料をこちらでお買い求めになる 方々のために、たくさんの地元調味料を取り揃えています。
某テレビ番組で関西の大物芸人が「うまい!」と認めて 一時期手に入りにくかった『ミツハフルーツソース』もあります。

域外のお客様のニーズも逃さず応えています。


<<他にも地元の方にはおなじみの商品が>>(写真をクリックすると拡大表示します。)

寒天と黒蜜だけのお菓子「カンロ」。 未知倶楽部ブランド認定品です。こちらもご覧下さい。 田沼産のうるち米の粉でつくった「しんこまんじゅう」。 おばあちゃん手作りの「味噌生姜」。くせになる味わい。
佐野名物「桜あんぱん」。餡がぎっしり入ってズシリと重い。 バラエティに飛んだ種類の無添加、手作りのオリジナル「どまんなか寿司」です。 佐野名物「いもフライ」は手軽においしいと人気急上昇中です。

地域の特産品を取り揃えることはさることながら、 道の駅のブランド価値向上のためのオリジナル商品開発、 お米の今までにない販売手法の導入、 イルミネーションや子供の遊技場など家族で楽しめる施設づくり などといった取組みは、 いらっしゃる来場者のニーズに丁寧に応えていった姿では ないかと感じられました。
そしてその結果、域内と域外、 どちらのお客様にも支持されているのではないでしょうか。

道の駅「どまんなかたぬま」にお立ちよりの際には 施設内を楽しむと共に、ぜひ川田さんに声をかけて差し上げてください。 きっと「めっちゃくちゃ旨い!」特産品や、地域のお話を聞かせていただけますよ。
執筆者

未知倶楽部室 北山一博

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