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事務局だより Vol.22 (2012.12.12発行号)

2012年12月19日

☆o。今日のエコ発見記。o☆

去る12月7日、伊藤忠本社(東京 青山)で第10回道の駅価値創造セミナー
が行われました。今回お声掛けしたのは道の駅エコステーション化研究会
メンバー(約30名)のみですが、その中で年末の忙しいところ8名の方が参
加して下さりました。北は北海道の根室市、西は島根県多伎町。遠路遥々
お越し頂き心より感謝致します。
そこに、エコステーション化実現の為にソリューション提案をする企業12社
が加わって下さりました。基本設計、自然エネルギー、省エネ、節水、環境
新モビリティー、防災関連に携わる企業です。

正式なレポートは未知倶楽部HP上でご報告しますが、私の感想のみ簡単
に書かせて頂きます。

@ある道の駅代表が総括の際に述べた言葉が良かったです。
「ウチの道の駅は今日提案あった殆どの製品の売り込みを受けたが、基本
的にはこれらの個別業者への対応は断っている。但し、道の駅エコステの
様に個別製品が道の駅、地域にとってどれだけ役に立つかという全体像と
個別製品の位置付けが分かっていれば対応が出来る」。
つまり、定置用蓄電池売りは自分の商品だけ売れれば良いという考えだけ
では駄目で、この蓄電池を設置導入することによって平時には何が出来て、
災害時には何が出来るか、その全体の絵を相手の立場に立って描き、その
上で提案する必要があるということです。従い、我々はセミナーで「商品」と
いう言葉は使わず、その代わりに「ソリューション」という言葉を使いました。
商品そのものに価値があるのではなく、商品があることによって作り出す世
界にこそ真の価値があるのだという意味を込めてです。この道の駅代表の
言葉により我々未知倶楽部が進めている方向性に誤りがないという確信を
得た次第です。

A12のソリューションを紹介する為、各社10分という時間制限を設けました。
企業側は大変です。通常お客様を前にして自社製品を紹介する場合、20分
以上の時間が与えられている筈です。パワーポイントの資料ですと10枚以上
です。そこを敢えて10分と短くした背景には、セミナー全体の時間との兼ね合
いもありますが、それだけではなく時間を短くすることにより、各社の製品紹介
において、エッジの効いたポイントに絞らざるを得ない状況を作り出し、それと
ともに道の駅の代表者の心に響く為には、道の駅にとってこの製品の何がメ
リットとなるかその抽出作業が行われることを期待したためです。プレゼンテー
ターの皆様は直前まで相当苦労されましたが、本番では見事10分以内で説
明を終えました。なかには導入実績のある道の駅までわざわざ取材に行き、
そのマネージャーに製品導入メリットを紹介させるビデオを流す強者(つわもの)
もおりました。道の駅の方のアンケート結果を見ますとやはりこの強者の担い
だ製品(ソリューション)への関心度が一番高く「直ぐにでも導入したい」という
意見が有ったほどです。

とてもスリリングな体験で、4時間はあっという間に過ぎました。我々は、このよ
うなビジネスマッチングをこれから数か月に一度行いたいと思っています。
執筆者

未知倶楽部事務局

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