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事務局だより Vol.18 (2012.11.7発行号)

2012年11月14日

☆o。今日のエコ発見記。o☆

現在ある市向けに取り組んでいることがあります。

道の駅エコステーション化計画を実現する為に必要な代表的なハード
は何かと云いますと、自然エネルギーを取り入れる[太陽光パネル]、その
エネルギーをいざという時に使える様に貯める[蓄電池]、そのエネルギー
を活用して環境保全に適したスポットへ電気自動車に乗りながら
ドライブする為の「急速充電器]です。

これらを手に入れようとすると殆どの市町村には財源がなく極めて困難
です。そこで考え付いたのは電力の全量固定価格買取り制度(FIT)の
有効活用です。

道の駅及び隣接する施設、土地で遊んでいるところが多いです。そこに
我々が太陽光パネルを設置させて頂いてその電力を電力会社に売らせ
て頂き、事業として成立させます。十分な収益が確保できる場合、その
一部を市町村へ還元出来ます。ある市向けには以下を提案しました。

1)災害時に電力を施設で使える様にパワーコンディショナーを設置する。
2)災害初期時に必要とされる情報通信用の蓄電池を提供する。
3)市として市民の環境意識を高めるために太陽光発電表示パネルを
  提供する。

FITは発電事業者だけが儲かるのではなく、その儲けの原資を一部還元
することにより市にとり平時では環境意識の向上、有事では災害初期へ
の対応を行うエコステーションの世界を実現させる大きな一歩を生み出す
ことが出来ます。また、改めて言うまでもなく、この仕組みを使えば、市町
村は一円も金を払うことなく、必要なハードを手に入れることが出来ると
いうことです。企業に利益を上げさせ、その代わりに必要なものを無料で
手にするということです。

新聞、テレビでは東北震災復興予算が有効に活用されていないという
ことが報道されています。目的外で使用した企業が責められていますが、
本当の問題は市町村が十分に予算を使えないことと、予算そのものが
一部しか充当されないとか、使い勝手が悪いことです。そういう課題に対
しても上述FITの有効活用は価値があるかもしれません。

ある市だけでなく他の市町村でも展開し道の駅エコステーション化計画
の実現を早めたいと思っています。

執筆者

未知倶楽部事務局

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