HOME > 道の駅エコステーション化計画 > 道の駅エコステーション化計画研究会 アンケート結果発表

道の駅エコステーション化計画研究会 アンケート結果発表

2012年06月27日

【道の駅エコステーション化計画研究会 アンケート結果発表】

過日(6月8日)研究会員27件を対象としてアンケートを行いました。(回収終了日6月19日)
お尋ねした内容は極めて基本的なことです。

@現在の取組内容、A取組希望内容、B課題、C本研究会への期待

ご回答頂けましたのは17件の方です。
各質問への回答と考察を以下、公表いたします。

******************************************************

◇研究会員アンケート結果◇

【問1 現在、取り組んでいるエコステ案件がございましたらお知らせ下さい。(複数可)】

結果

急速充電器  6件  非常用電源   4件 太陽光パネル  2件  風力発電  2件
電気自動車  1件  無水トイレ  1件  他

考察

・急速充電器の設置については全国の道の駅にて万遍なく導入が進められている。
・非常用電源については過去大きな震災が有った地域や将来震災が起こる可能性が
高いとされている地域にて積極的に導入されている。
・太陽光パネルについては比較的日射量の多い地域で導入がされている。

⇒地域によってニーズが異なるため、それぞれの道の駅のある地域性を考慮して
エコステーションを設計する必要が有る。

【問2 これから取り組んでみたい案件をお知らせ下さい。】

結果

急速充電器  9件 太陽光パネル 7件 非常用電源  6件 電気自動車  6件
無水トイレ 5件  定置用蓄電池 4件 風力発電  2件   小水力発電 2件
雪の利用 1件

考察

・急速充電器の設置については全国の道の駅にて万遍なく必要性を感じている。
・太陽光パネルについては日射量の多い地域での導入事例の影響からか、
日射量の少ない地域での検討が行われている。
・非常用電源については、過去大きな震災が有った駅での事例、将来震災が起こるとされている
地域での導入事例の影響からか、比較的震災とは無縁だと思われる地域での検討が行われている。

⇒他地域での導入事例の影響が大きい事が考えられる。

【問3 上記の活動に取り組むにあたって生じる、課題や問題点をお聞かせ下さい。】

結果

・地元の自治体や国交省との協議の場が無い
・行政の考え方のヒアリング
・予算の確保
・行政の理解。導入時の経費がかかりすぎる  等

考察

各道の駅におけるエコステ関連機材導入のニーズは有るものの、
市町村の予算措置の問題が有り前に進める事が出来ないという声が多い。
また、エコステ関連取組に対する情報の収集、国交省など中央省庁との
協議の場の設定等に対するニーズが有る。

研究会の意義として
(1)市町村の予算措置への働きかけを行う機関
(2)道の駅エコステ関連情報共有プラットフォーム
(3)行政との協議の場
という位置づけを想定できる。


【問4 今回、道の駅エコステーション化計画研究会へ御賛同頂いた動機と、この研究会に期待することをお聞かせ下さい。】

結果

・全国の様々な取り組みについて知りたい
・道の駅として存続する上での模索の一環
・「道の駅」が当たり前の様にエコステーションとして地域に認知される日が来て欲しい。
・災害時にも、有効活用できる仕組みがあれば良い。
・モデルケースとして全国的にアピールできる
・各メーカーの強み弱み、メリットデメリットをわかりやすく比較してもらいたい
・CO2削減を道の駅が先頭に立ってやるべき
・道の駅への自家発電装備の設置
・非常時の為に、勉強しておきたい
・EV対応の必要性を感じる為
・道の駅としての機能の質を向上させることが地域にとってどれだけ重要なのかを
   行政、道の駅関係者が相互において理解し、全国的に波及することを期待します。
・県内の道の駅へのEVの導入  等

考察

全般的なニーズとして情報収集が挙げられる。また、新しい道の駅(エコステーション)における
新たな付加価値創造に対するニーズがある。エコステーションで新たに将来創造する付加価値に
ついても協議の必要性が有ると考えられる。


******************************************************

事務局の感想を含め以下簡単に総括します。

@急速充電器等は国、自治体の積極推進施策のお蔭もあり、
導入率は高いが再エネ、電源等はこれからである。
A道の駅エコステーション化計画の実現には期待をしているが管轄自治体
との協議が出来てない。従い、当然のこととして予算措置は出来ていない。
Bそもそもであるが、道の駅エコステーション化計画が自分の地域では
どのような効果(省エネ、環境面)があるのか、どのような絵になるのか
具体的なイメージが掴めていない。地域との摺合せが一層重要である。

執筆者

未知倶楽部事務局

リンク

ページTOP