先日、熊本県と鹿児島県の道の駅行脚に行ってきました。そこで今回は道の駅阿久根(鹿児島県)を御紹介したいと思います。

　　鹿児島県阿久根市は鹿児島県北西部に位置し東シナ海(天草灘)に面した風光明媚な場所です。阿久根市は数年前まで、竹原前市長が市議会や市職員と対立している問題が全国的に報道され、有名になってしまいました。報道でも紹介されていましたが、この町も地方特有の高齢化や若者の流出による人口減の問題を抱えています。
主な　　産業は農業(特産品:ボンタン、デコポン、キウイ、シイタケ)と漁業(イワシ漁)です。また阿久根市には24時間営業の大型スーパーとして有名な「A-Zあくね」があります。
　　A-Z関連記事　http://mikumokikakujimusyo.blog.so-net.ne.jp/archive/201004-1

　　道の駅阿久根は国道3号線の海沿いの大変景色のよい場所にあります。平成8年3月、九州・沖縄地区では19番目、鹿児島県では最初に誕生した道の駅です。物産館では新鮮な鮮魚、野菜、果物、農水産加工の特産品を販売、レストランでは地元の新鮮な魚を使った料理を食べることができます。

　　この道の駅阿久根で販売されている商品の中で私が気になったのが「3年A組シリーズ」という加工商品のラインナップです。これは阿久根市にある鹿児島県立鶴翔高等学校の食品加工実習で作られ一般販売されています。材料はすべて地元産というこだわりです。鹿児島の郷土料理「豚みそ」や「アジ味噌」「イワシ味噌」の缶詰、「イチゴ」「キウイ」「ネーブル」サワーポメロ」などの各種ジャム、学校の果樹園及び地域で栽培・収穫・加工した「みかんジュース」などのジュース類など多彩なバリエーションがあります。学校では年間1,500万円の売上目標があり県内の観光施設や催事したりして生徒が販売も担当しています。現在ではリピーターも増え販売数も増加しましたが、学校行事が優先ということで(当然ですが)増産出来ないのが悩みということです。私も「豚みそ」と「ジャム」4種類を購入し食べてみましたが特に「豚みそ」は絶品でした。
　　鶴翔高校「3年A組」関連動画　http://kakusho.edu.pref.kagoshima.jp/blog/3a/

　　道の駅では市内のこういった活動も支援されており、今後も新しい「阿久根ブランド」が誕生していくことでしょう。皆さんも是非お立ち寄りください。