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九州道の駅探検記

第60回九州道の駅探検記 道の駅小国(熊本県)

2011年02月28日

道の駅小国店内
道の駅小国店内

道の駅小国外観
道の駅小国外観


先日、熊本県の道の駅小国(おぐに)を訪問しました。
私がいつもお世話になっている駅の一つです。

九州北部は年末年始から1月にかけ、毎週末に雪が降り道路規制や通行止めが相次ぎました。その影響で道の駅小国の入込客も激減し厳しい年初を迎えています。

高橋駅長といろいろなお話しをさせて頂きました。
高橋駅長は道の駅運営以外にも小国町の振興事業の多くに携わっておられ、特に若い世代の人材育成に力を注がれています。
町作りのDNAを若者に伝承するため、年長者と若者のパイプ役となりイベントの企画や事例の紹介に講演会に行ったりと精力的な活動で「小国のブランド化」をはかっています。

また小国町は外からの人材も歓迎します。移住の為の相談も高橋さんが窓口ですし、道の駅内に移住向けの不動産屋さんまで完備しています。

高橋駅長は「町全体が道の駅」という持論をお持ちで道の駅は街へお客さんを回遊させるターミナルと位置付けています。ですから情報コーナーにはたくさんの店舗情報や体験情報、観光情報があり、専属のスタッフも配置しています。

来期には電動自転車のレンタル事業を始める計画で、いずれは電気自動車の充電機を道の駅に設置して観光と環境に配慮した街作りを目指しています。

厳しい道の駅の運営の為、設立当時のコンセプトを忘れがちな道の駅が多い中、街の振興の為にしっかりとしたコンセプトの元、目標に向け1つづつ前進している道の駅小国はこれからも注目の駅です。

執筆者

三雲浩嗣

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