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九州道の駅探検記

第59回九州道の駅探検記 道の駅豊前おこしかけ(福岡県)

2011年02月24日

道の駅豊前おこしかけ正面玄関
道の駅豊前おこしかけ正面玄関

棚田ツアー
棚田ツアー

道の駅弁(ハモ寿司)
道の駅弁(ハモ寿司)

物産情報館
物産情報館

 先日、福岡県の道の駅「豊前おこしかけ」を訪問してきました。
九州で長年道の駅向上会議の議長を務められた白石駅長とお会いしてきました。


御齢75歳ということですがもっとお若く見えます。
私の父も同じ年なのですが、今でも精力的に活動されている白石駅長の若さには驚きました。

戦後、豊前に引き上げてきた頃のお話から道の駅設立までのお話し、道の駅運営での苦労話など2時間ほどお聞きしました。

お話しを聞いて白石駅長が道の駅駅長として稀有の存在と感じたのは、
道の駅のコンセプトワークから資金調達、地権者に対する用地交渉、設立後の運営まですべてを経験されている点です。

全国にはたくさん素晴らしい駅長が居ますが、ここまで道の駅に精通している駅長は全国的にも少ないのではないでしょうか。


「日本一おもいやりのあるトイレ」や「道の駅弁」企画、轟(とどろ)地区での「お米会員と生産者の交流会」(通称:棚田ツアー)開催など、道の駅利用者と地元生産者との交流促進を積極的に測る企画が多くあります。

これにより「豊前ブランドの確立と地場産業の振興をはかる」、道の駅として理想的なサイクルが確立されています。


最近は地場産品「豊前棚田ゆず」を使った特産品開発に注力されており自社オリジナル以外にも地元青果店や醤油メーカー、食肉加工メーカーも巻き込んで50種類以上の商品が開発されています。

なかでも「ゆずペースト」はフランスまで輸出されるまでに育ってきています。

このゆず商品の開発の狙いについて白石駅長は、自社商品の充実は当然として、「ゆずを生産している限界集落を守っていくために生産者にお金が残る仕組みを構築しなければならない」とはっきりおっしゃっていました。

執筆者

三雲浩嗣

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