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認定ブランド商品

むかし風ぺそら漬

むかし風ぺそら漬イメージ むかし風ぺそら漬イメージ
山形県 道の駅むらやま 駅長 増川雅司

松尾芭蕉も歌に詠んだ急流最上川。最上川はかつて出羽の物流の大動脈であり、江戸、大阪、京都などの都市に特産の紅花や米を送り出していました。最上川の河岸場として栄えた大石田は、村山の北に位置します。

「むかし風ぺそら漬」は大石田発祥の茄子の漬物です。契約農家の朝採り茄子を数日間、水に浸けて色抜きし、塩と唐辛子で何度も繰り返して漬ける手の込んだ製法で作られます。

村山周辺地域は、最上川の水害に悩まされてきました。丹精こめて育てた茄子も氾濫によって水に浸かる被害が度々起こりました。水害に苦しむ人々は、色が抜けて駄目になった茄子を食べられるよう工夫を重ね、苦心の末にぴりりとした辛さが特徴の「ぺそら漬」を作り出しました。この漬物には、水害による人々の苦しみと、苦難に負けずに生きる人々の強い意志が込められています。

「むかし風ぺそら漬」は、従来食通の間でしか存在を知られていませんでした。製造元の「庄司醸造場」では、「ぺそら漬」に込められた歴史や人々の想いを多くの人々に広く知っていただきたいと考え、あえて昔風の味にこだわっています。

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