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巻柿

巻柿イメージ 巻柿イメージ
大分県 道の駅やまくに 総支配人 井上孝親

蛍が乱舞する清流、山国川。景勝、耶馬溪。山国は美しく豊かな自然に囲まれています。その山国には最も渋が強いとされる「川底柿」があります。川底柿の名は川底という地名、あるいは柿の皮が実の中にまで入り込んでいる特殊な柿の形にちなんだとも言われています。この柿は山国だけに生育し、特に干柿に適しています。

「巻柿」はこの地方に500年も前から伝わる伝統的なお菓子で、和菓子の元祖とも言われています。干した川底柿を重ね巻き、藁で包んで燻製にすることで昔は保存食にされていました。今日でも、一つ一つ手むきした柿を冬晴れの天日に干し、さらに干柿の種やヘタを除いて重ね、藁で包んで縄で巻き上げるという、とても手間のかかる作り方をしています。

巻柿は5ミリ程の厚さに切って召し上がりください。自然なやさしい甘さ、素朴なおいしさをお楽しみいただけます。

今風の商品が多い中、製造元の「ナバヤ食品工業」では、昔ながらの製造法を頑なに守り続けています。日本古来の本物の味、和の心を知っていただきたい一品、それが巻柿です。

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