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認定ブランド商品

ほうば巻き

ほうば巻きイメージ ほうば巻きイメージ
岐阜県 道の駅賎母 支配人 楯鑑治

文豪、島崎藤村の「夜明け前」に紹介されるように、木曽路は山の中にあります。周囲を山々に囲まれた樹木の宝庫です。木曽路に遅い春が訪れる5月、山々の朴(ほお)の木の白い葉裏は新緑の中で風になびいて白く波立ちます。

「ほうば巻き」は、新粉を練って小豆餡を包んだものを、山から取ってきたばかりの大きな朴の葉に包んで蒸して作られます。青々とした朴葉の香りとほろ苦さが餡の甘味とあいまって、何ともいえぬ深い味わいがあります。寒さの厳しい木曽地域周辺では、昔は他よりも1ヶ月遅い6月に行われる端午の節句の行事食として作られていました。

山口特産開発が運営する「おふくろ工房」では、地元の女性が中心となり、子どもたちの大好きな「ほうば巻き」を昔ながらの製法で作っています。このため、生産量はいくらもありません。また、「ほうば巻き」は朴葉の新鮮さを大切にするため、朴葉が繁る5月上旬から7月上旬までの季節限定生産となります。

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